Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

Qさんぽ2(上野公園)

2014年08月28日 | 散歩・旅行
 気が付けば夏休み最終日(SunQの学校は2期制なので夏休みが短いのだhekomi

 部活の方は,昨日・今日と休みにした。夏休みに入って最初で最後の連休である。

 何をしようか色々と考えた末に,上野の国立博物館に行ってみることにした。

上野と言えば西郷さん!

駅ビルの名前も 3153(さいごーさん) オヤジギャグかよ!


公園に入ってすぐのところに,蜀山人の碑を発見!そこでひらめいたlight

今回は時間にも余裕があるし,連れがいるわけでもない。まっすぐ博物館に行くのではなく,今まで気が付かなかったモニュメントや施設を気ままに見て回る「Qさんぽ」を試みよう。


一めんの花は碁盤の上野山 黒門前にかかるしら雲


こちらは清水観音堂

東照宮があるのは知っていたが,清水の舞台まであるとは知らなかったhi


東京大空襲や関東大震災に思いをはせ,平和の有り難さを実感したい・時わすれじの塔


あら,こんなところに素敵な鳥居が・・・


花園稲荷,古くからある神社らしい


桜並木の大通りをしばらく歩いていくと・・・


謎のパゴダ(仏塔)発見,のぼりには上野大仏の文字が・・・?なぜ大仏

パゴダに近寄ってみると,右横にお顔だけいらっしゃいました


さらに歩を進めると,これまた謎のトーテムポールが出現!

たくさんの動物たちを支えているのは象,動物園の案内なのですね


木立の中の道を行くと小さな野球場が現れ,その横には正岡子規の碑が

春風やまりを投げたき草の原,子規も野球がすきだったんだねwink


唐突に現れる野口英世の像


噴水広場の向こうに見えてきたのが,東京国立博物館。今まで西洋美術館や科学博物館は訪れたことがあるのだけれど,ここは恥ずかしながら今回が初めてなのですhekomi
展示品はたくさんあるので,今回は仏像を中心に観覧するつもり



博物館のキャラクター,トーハクくんとユリノキちゃん


鎌倉時代につくられた菩薩立像 優美ですなあ

東南アジアの菩薩立像 ずいぶん違うね


その他にも素敵な仏像をたくさん拝見し,気づくと2時間半歩きっぱなし・・・疲れたhorori

でも,夏休み最後の日に,いろいろ面白いものが見れて,来た甲斐があったなあ

それでは最後に公園内のマンホールのデザインをご覧ください


蜀山人の言うとおり,上野はやっぱり桜なんだね 今度は春来ようっとwink





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Qさんぽ(市川真間)

2014年08月21日 | 散歩・旅行
 昨日は全日本ジュニア予選2日目 18名も部員を抱えながら,2日目に残ったのは僅か3名hekomi

4回戦で1人,5回戦で2人敗退し,6回戦進出(ベスト32)は0名hi

まだ日の高いうちに解散となったhorori

車を止めたのは真間川沿いのコインパーキングなので,気晴らしに国府台体育館から裏道を通ってそこまで歩いてみた。

まず気が付いたのはマンホールの蓋のデザイン。これは確か市区町村によってデザインが違うんだよね。松戸市はコアラだったけど市川市は松か・・・

良い結果が得られるまで努力を惜しまずじっと「マツ」なんてねwink


体育館のすぐ隣にあるのが千葉商科大学

木陰が涼しそうで木洩れ日のスポットも美しい こじんまりとして良い雰囲気の大学だなあ

商大横を通り抜けていくと大きなお寺の境内に出る。これが真間山弘法寺。「真間の手児奈」という美女の伝説があるのだが,その手児奈の霊を供養するためにつくられたとのことである。

立派な山門

鐘はみえないけど,撞木がでてるからきっと鐘撞き堂

境内は広くて綺麗

山門へとつながる急な石段を下り,振り返って見た。鬱蒼とした木々が荘厳な雰囲気を醸し出している。登るときは大変だろうなあhekomi

階段を下りてすぐのところにあるのが手児奈霊堂。今はここで手児奈の霊を供養している。

手児奈は昔有名だったみたいで,万葉集でも頻繁に登場するらしい

手児奈とはまったく関係ないけど,近くの古家の庭先に良い感じの井戸があった。

タイル製の水受けが時代を感じさせるね 今でも使えるのかな?

少し行くと川でもなんでもない所に不思議な橋発見!




立て札を見ると,真間の継ぎ橋といってこれも有名な史跡らしい


さらに進むと真間川の畔に出る。

ここから市川駅の方までまっすぐ伸びているのが真間大門商店街


ちょっと小粋な街灯と銘板

狭い路地に民家と店舗,古い建物とモダンな建物が混在する不思議な空間

さっきとは別タイプのマンホール 今度は魚もいるぞ


川に沿ってパーキングに向かって移動 あらこんな素敵な教会が・・・・



2kmたらずの散歩だったが,ちょっとした小旅行をしたみたいな感じで,なんか得した気分niko

大会で何度も訪れているところでも,ちょっと路地をはずれるだけで,まったく未知の世界が広がっている。街歩きの良さを再認識してしまった。


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夏の終わり

2014年08月18日 | ノンジャンル
 気が付けば8月も残り2週間をきり,周りを見渡すと暑さの片隅に秋の断片が見つけられるようになってきた。

夏休み前は,あんなに青々としていた水田が,すっかり黄金色に変わった。


大きく育った稲穂がもう頭をたれているbikkuri

路傍のヒマワリの花々も 青空のもとで まだ咲いてはいるが

うなだれたように頭を垂れている株が増えてきたhekomi 


胸を張って空を仰ぐ 若者のような株がほとんどだった8月初め とはえらい違いだhi

ラジオからは 去りゆく夏を惜しむかのように サザンの「蛍」が聞こえる

・・・・愛の歌が
途絶えるように
心の灯りが消えたの
たった一度の人生捧げて
さらば友よ永遠に眠れ

青空は悲しい色
揺れる木洩れ日がせつなくて
夏が来るたびあの日と同じ
風が通り過ぎて行ったよ・・・・

あ またアイツのこと思い出しちゃったhorori

淋しい淋しい夏の終わりだー
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すてきな形

2014年08月16日 | ノンジャンル
先日遠征で訪れた体育館に こんな素敵な照明があった。


真下から見るとこんな感じ

ここでは先日インターハイが行われたばかり,山梨県甲府市にある体育館である。

そう,山梨県の名産・ぶどうを模っているのだ

電燈が灯されると,華やかだねー


街角のあちらこちらに,建物の内外に,様々な人々が工夫をこらした「すてきな形」があふれている・・・・・kirakira2

こんなことも先日亡くなった相棒が語っていたことだった。彼は建築家だったので,一緒に街を歩いてる時,いろいろ教えてくれたっけなー・・・horori

学級日誌読者のみなさんも,ちょっと注意して「すてきな形」探してみませんか?

暑さを少しだけ 忘れることができますよwink


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相棒

2014年08月10日 | ノンジャンル
差し出した私の手に応え,彼女は手を差し出した。
小さく柔らかなその手に触れながら,私は彼女の夫・「相棒」の手の感触を思い出していた。
あのぶ厚く力強い掌と握手をかわすことはもう二度とない・・・・

悲しい知らせは昨日の朝,彼女から伝え聞いた。
「昨日の朝,夫が急に亡くなりました」・・・・・
空気が凍った,状況を脳が受け入れられない・・・・

この間久々に大学の先輩を囲んで集まったときは,元気に飲んで語っていたじゃないか。大病を克服中の先輩をみんなで一緒に励ましたじゃないか,なのになぜ彼がそんな急に?

 詳しく話を聞くと,本人も家族も寝ている一昨日の早朝か前夜に突然深刻な心臓発作がおき,そのまま亡くなったらしい。心臓については特に治療中ということでは無かったとのこと。以前心電図検査でひっかかり,精密検査を受けたことはあったが,経過観察という診断だったので楽観視していたようだ。

頭の中が混乱して色々なことが駆け巡る・・・

「相棒」と出会ったのは大学1年生の時だった。同じカットマンでありながら全然異なるタイプの二人。緻密で丁寧なプレーが持ち味の彼,奔放で奇襲プレーが大好きな私,下手くそだけど上手になりたい気持ちと無類の酒好きという点は共通していたので,一緒に残って練習したり,練習終わってから飲みに行ったり。長い時間を一緒に過ごした。2人でダブルスを組むことも多かった。一緒に泣いたり笑ったり,互いに怒ったり怒られたり,まさに青春時代の「相棒」である。

「相棒」が一番好きな瞬間だと常々語っていたのが,試合前の握手の時間だった。
「チームメート一人一人と頑張るぞって目を合わせて,手を握っていくと,身が引き締まる思いがするよね,絶対に勝ってやるぞっていう強い気持ちが湧き上がってくるんだ」

 確かに,こいつと握手するときは,ぐいぐい「勇気」が伝わってきたっけ。

 社会人になり結婚もし,お互い忙しくなって,この20年くらいは年に1回会うかどうかだったが,たまに会うと「久しぶり!元気してた?」と握手を交わし,思い出話や近況報告で盛り上がった後で,「そのうちまた卓球やろうぜ」と握手で別れるのがいつものパターンになっていた。

 今日は,セレモニーホールの安置室まで「相棒」に会いに来た。冷たい特別な棺のなか,まるで眠っているような顔して,彼はいた。
「来たぞ相棒!起きろよ!勝手に死んでんじゃねえぞ」叩いてもその頬は冷たい。涙がぽろぽろとあふれた。 泣き声を抑えることができない。 まるで子供のように泣けた。

 部屋を出てから,気を取り直して奥さんと話をした。今は何よりもこの人の気持ちが少しでも休まるように努めなければ・・・ 30分ほど話を聞き,葬儀に向けて手伝えることなどの相談を行った。少しは彼女の役に立ったならば良いのだけれど。

 別れの挨拶を交わした後,私は彼女に手を差し出した。
「アイツとはいつもこうやって別れてたんです」

 差し出した私の手に応え,彼女は手を差し出した。
小さく柔らかなその手に触れながら,私は「相棒」の手の感触を思い出していた。
あのぶ厚く力強い掌と握手をかわすことはもう二度とない・・・・

胸の中に冷たい塊がすとんと入り込んできて,


私は

心の中で

もう一度


ないた


合掌


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