Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

ペーパーレス

2022年08月24日 | 学校生活

 新しい仕事が始まって一週間、毎日さまざまな会議や研修が行われている。今までの学校と違うなーと思うことだらけだが、最近気づいたことは、この一週間で紙の資料を一枚ももらっていないことである。

 この学校では、様々な連絡や文書の共有がGoogleを介して行われ、紙ベースで書類をやり取りすることは無い。

こんな感じで全てのファイルはドライブに入っている。

会議の時は、電子黒板(ディスプレイ)で書類を映し出したりするけれど、よく見たい人はスマホやタブレットを使って手元でファイルを確認する。

 日本の学校では、未だ何でもかんでも印刷して配る習慣が抜けなくて「無駄だな~」と常々思ってたので、流石インターナショナルスクールは合理的である。

 けれども私自身まだグーグルのドキュメント、スプレッドシートなどの使い方はよく分かってないので、よく調べて使いこなさなきゃねー。

 さて、上は出勤確認のシステム。千葉県立高校では、今タイムカードで出勤時間を厳格に管理しているが、この学校では意外にもとってもゆるーいシステムを使っていた。出勤した職員は上記ウェブ上のシステムに一日一度どこかの時間にサインインすれば良いのだ。

 自分の責任範囲の仕事を確実に遂行することは絶対なので、それを果たすためには必然的に相応の時間勤務することになる、ということなのだろう。特に生徒が登校しない現在のような期間は、必要な会議・研修等に遅刻せず参加すれば、出退勤の時間は自由とのこと。

 県立学校では、仕事が無くても勤務時間は厳格に守らなければならず、遅刻・早退する場合は年休申請の書類を書かなければならなかった。この辺柔軟な対応でとても嬉しい

 ただ、こんな感じで紙の書類を扱わないで暮らしてたら、字の書き方を忘れてしまうかも… ちょっと心配

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疑似海外の学校

2022年08月20日 | 学校生活

 さあ、いよいよ新しい学校での生活が始まった

勤務先は東京・池袋、Suさん初の東京勤務である

まだ営業してない早朝の西武百貨店前を抜け、さらに東南方向に進むんだところにある小さなビル

 これがSuさんの新しい職場=ニューインターナショナルスクール オブジャパンである。

そう、6月にみつけた興味深い私立学校は、普通の高校では無く「インターナショナルスクール」だったのだ

生徒は国内生活してきた日本国籍の子もいるけど、海外からの帰国子女や外国籍の子が多数いる。午前中の必修科目は基本英語で行われる(日本人と英語ネイティブの先生とのTT、打ち合わせはもちろん英語)。また午後は、全教員が工夫をこらし設定した多様な探究科目を、生徒が自由に選択し、アクティブラーニング的手法で学ぶ。

 この学校なら、今まで勉強した英語と中国語が活かせるし、SSH・SGHの学校で指導した探究学習の経験も活かせる、そして多様なバックグラウンドを持つ生徒・教員と交流することができ、自分の語学力や見識を高めることがきっと出来る!と考えた。

 今週火曜日(16日)、ワクワクしながら初出勤! 早速の職員会議はもちろんオールイングリッシュ

職員の半分は外国出身の方、座席は自由でフランクな感じ

 さあ、鍛えてきた英語力を発揮させるぞ!と意気込んだが… … … 早すぎて聞き取れん

 その後、理科の部屋に戻り、ネイティブの先生と話したのだが、やはり早すぎてチンプンカンプン

 Suさんは、一般ピープルの中では英語話せる方だと思うのだが、疑似海外ともいえるこの学校の中ではナチュラルスピードが要求されることに気づき愕然とする⤵⤵⤵    一日目はとりあえずへこんで終わる。

 

 2日目水曜日、学校での呼称をJun Su にしてくれと交渉、全職員にメールで知らせたら「Su先生」とよばれるようになったシメシメ

 午後理科の先生方3人(ネイティブ2人、日本人1人)と打ち合わせするが、やはり言葉の関係で要領を得ず… (ネイティブの先生が少し手加減して話してくれると良いんだけどな~、ま、そのうち慣れるか!)

 3日目木曜日、選択科目の設定に関して、相談役の先生に相談。日本語が堪能なのでとても助かった。また、中国語の先生と知り合いになり、中国語の選択科目をTTで教えることになった。ちょっと気分上向き⤴⤴⤴

 4日目金曜日、職員全員でdiscrimination について研修

こんな風にテーマがはっきりしていると、Suさんのリスニング力でも対応できる

こんな感じで、和やかかつ真剣にディスカッション

 今までの学校の研修とは大分違う! 校長も教頭も事務職員も一堂に会して自由に座って、バズセッションを重ねながら、考えを深めていく。

日本の学校でこのような形式で進めようと思っても、先生方が積極的に発言してくれないことも多くて、なかなかうまくは行かなかったっけ。

やっぱ疑似海外の学校は、こういうところポジティブで良いや!

 

以上そんなわけで激動の第一週だったのだが、 週を終えての結論 ⇒とっとも疲れたけれど、やっぱこの学校面白そうだわ

来週以降もいろいろありそう 乞うご期待‼

 

サイゼリヤでワイン飲んで一人慰労会、そのうち一緒に飲む仲間も出来るかな~

 

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離職の日

2022年08月10日 | 学校生活

 昨日、教育委員会から辞令をもらった。

なんだか隙間だらけで良く分からないかもしれない 真ん中をどアップで見ると

そうなのだ。Suさんはついに再び、千葉県立高校職員を退職することになったのだ

本来であれば8月11日で産休代理期間が終了し、8月12日から3月末日まで育休代理期間の契約更新を行うはずだったが、更新を行わない旨を伝えた。理由は以前書いたとおり、東京の学校で新しい挑戦を始めるためだ。

 3か月勤めた学校は、暖かく居心地の良い場所だった… 特に授業は楽しかった! 昨年オンラインで生物の授業やったけど、やっぱりリアル授業は生徒の反応がじかに分かるからホント素敵💛 32年の時を経ても、素直で明るいこの学校の生徒気質は変わっていなかったのが有難い、中国の生徒に教えるのと違って言葉の壁も無いので気楽だし…。

 ただ、以前から取り組んできた自分の教育技術や目標(探究学習指導、語学力を活かした国際交流・日本語教育、卓球部・化学部の指導)を活用する場面が全く無いことが、どうしても不満だった。もしかりに部活の指導だけでも場が与えられれば、来年の春まで継続する気になったのかもしれないけれど…。

 いや、言うまい。そもそも定年退職する時に、安定の道(再任用)を選ばずリスキーな道(海外勤務)を選ぼうと決意したのだ。普通の公立高校勤務を長く続けるのは、あの時の決意に反すること、もう一度強い気持ちを持って進むべきだろう。 

教えていたクラスの生徒が2人、準備室までお別れを言いに来てくれた。

 私がいなくなることを、とても残念に思ってくれて

「もう会えないんですか?」と問いかける彼女たちに、明るく答える。

「大丈夫だよ☆今の世の中、Web でも YouTube でもSNS でも簡単に連絡取れるから、困ったことがあったらいつでも相談して!」

 ホントその通り、この人と繋がってたいな~と思ったら、簡単にできる時代になったと思う。

素敵な出会いに感謝しつつ、前に向かって進む! 新しい学校勤務は8月16日から、乞うご期待!

コメント (2)
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