Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

最後の常任委員会

2018年02月27日 | 卓球
 横芝から東金までは下道,山田インターから高速に乗って穴川まで行き,天台のスポーツ科学センターへ行く。
年に4回のお勤め,今日は常任委員会の日だbikkuri
今年度4回目の今日は午後から委員総会も行われる。いよいよ今年度も終わる。
来年から常任委員を若手に譲ることを決めているSunQにとって,最後の常任委員会だ。
足掛け18年務めたこの仕事 思い出はつきないhorori


 最初に委員になったのは,2001年のこと。それ以前も委員になるように周囲から言われてはいたのだが,校内で生徒会の主担当をずっとやっていたので,両立はむずかしいだろうと思い固辞していたのだった。

 生徒会の仕事も卓球と同じくらい好きだったので,手は抜けなかった。けれども,40代となり,そろそろ学校内外で他の仕事も覚えていかないと,人間として教師として成長しないと思い,校内の仕事を教務部に移り,常任委員も引き受けた。

 最初の2年間は地区担当の常任委員,大会では報道・記録担当となり,とりあえず無難に地区大会を運営すること,今までの流れを引き継いで報道・記録の業務を行うことでいっぱいいっぱいだった。ちょうど2000年春に全国選抜大会を千葉で行い,2005年の千葉総体に向けて準備をしなきゃあという時期だった。

 2003年春,転勤となりT高へ。この地区は今の同僚のH先生ら高体連の主要メンバーが地区常任委員をやっていたので,SunQは新たな役職に就くことになった。その名も IT担当!!hi 

別にパソコンとかネットとか詳しい訳ではなかったが,大会プログラムの作成とか卓球専門部のホームページ開設とか,やってみたいアイディアがあり,勉強していたところだったので,この役職名をもらった。専門家でもないのにこんな名称でちょっと恥ずかしかったのを覚えている。

 当時の委員長のA先生は寛容な方で,SunQの「こんなことやってみたい」を躊躇することなく許してくれた。参考書と首っ引きでホームページを初めてつくり,ここを連絡の中心として組み合わせファイルを集約する仕組み。当時の常任委員の先生方にとっては,いろいろ不安なこともあったと思うが,みなさん文句も言わずに私のお願いに協力して下さった,嬉しかったniko

 みなさんの協力のおかげで,1年ちょっとでシステムは軌道に乗り,いよいよインターハイの準備へと向かう2004年,大変なことが・・・

 インターハイの開会式で入場行進をするスペースが無いので,どのようにオープニングを行うのかが問題になったとき,私が一つアイディアを提供した。

 長年勤めて来た生徒会顧問で常用していた文化祭オープニングの転用。BGMとともに参加チームのスライド写真を次々と映写していくというもので,試作を見せたらみんな気に入ってくれた。

 で,だれがスライドつくるの? じゃあQさんよろしく,ってことでなんとオープニング担当になってしまった。

 私がやるはずだった記録・報道のチーフは,サブチーフのO先生がやることに(彼はもともと私よりパソコン・ネットワークに精通していたので適任ではあったbe

 準備はとても苦労したが,あの開会式のことは本当に良い思い出だ。映画・スーパーマンのテーマで始まり,岸川選手の映像に「夢をこの手に」のテロップが重なり閉映したとき,場内は割れんばかりの拍手で包まれた。オレ良い仕事できたなーと感慨に浸った

 その後の10年間も荻村杯やら関東選抜やら国体やら色々なことがあったが,一つ問題だったのは,後継者育成だった。

 やっぱりパソコン・ネットワークに抵抗なく取り組める人は残念ながら未だ少ない。詳しい人がいても,進行や文書係りの方で既に重職についていたりで,なかなか厳しい。そんななかで現委員長のSN先生が良い人材を連れてきてくれた。現IT担当のOK先生だ

 彼は当時そんなにパソコン・ネットワークに精通していた訳ではなかったが,新たに学びながら仕事をしていくことを苦にしない人だったので,あっという間に任せられるようになってしまった。

 そこで2015年,彼にIT担当を引き継いだ。そして自分はH先生に代わり地区常任委員となった。
目的は二つある。まず一つはOK先生ら後進の先生の業務を見守ること。そしてもう一つは同僚のH先生を監督業に専念させることである。

 H先生は教員になって2年目からずっと地区常任委員を務めている。几帳面な性格の彼は,細々と気を使うので,地区大会の時・県大会の時,監督業に集中できないのをずっと気の毒だと思っていた。

 この年からSunQはサイエンス部の主顧問となるため,卓球の技術指導は彼に全面的に任せるつもりだったので,せめて地区常任委員の負担を減らしてあげようと目論んだのだ。

 地区の先生方にもホントお世話になった。みんなで協力して仲良くやっていきましょうというよびかけに同意していただき,平和に円滑に地区運営をすることができた。

 そしてSunQは,この春常任委員を退く。記録報道はもう全く大丈夫,OK先生を中心に円滑に動いている。そして地区は新採3年目の若手に譲る,来年は関東選抜がやってくる。若い人たちをどんどん組織の中に入れ,活性化しなければいけない。

 常任委員会の最後,SN先生にお願いして,みなさんに挨拶させてもらった。

 先生方,IT担当としての私の無理難題を快く引き受けていただき,ありがとうございました。おかげさまで,現行のシステムは順調に運営できています。今後とも,後進の先生方をよろしくお願いします。

 18年間 本当にお世話になりました
 



 

 
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小さな大旅行

2018年02月24日 | 散歩・旅行
東京近郊に住んでて,「土日日帰りでちょっと遠出したいな~」というとき,お得なのがJRの「休日おでかけパス」niko

写真の区間内(ちょっと見にくくてスンマセンhekomi)であれば何度でも電車に乗ることができるのだ。

 今日はこの切符を使って,神奈川県へおでかけ,気分転換するぞ~
 というのも,先週末非常に落ち込む出来事があったからだhorori
 詳細は別の機会にするが,頑張ってきたこの5年間を踏みにじられるような思いだったhi

 今日は家族が出かけてしまって家に一人,引きこもって落ち込んでても仕方ないので外出だbe

 家を9時半に出て,成東駅で切符購入,総武本線→総武線快速→横須賀線と乗りついで北鎌倉下車 うららかな春の日差しを楽しみつつ,やってきたのは建長寺

立派な山門


梅の花も咲いてて,気持ちイー

このお寺の隣には私立の中学&高校があり,大学時代の親友が教師をしている。とてもエネルギッシュで明るい男なので,彼と話せば元気になるかなあ,と思ってやって来たのだ。
 忙しい中,話を聞いてくれて,期待通り元気づけてくれたwink 友だちはありがたいなあ~。

 さて,北鎌倉→大船→石川町と乗り継ぎ,次に訪れたのが横浜中華街bikkuri

今は春節(中国で最も盛り上がる祭日=旧正月)期間中,今日は夕方にパレードが行われるというので見物に来た。


狭い通りは,人・人・人で歩くのも大変

中国の獅子舞?

やっぱ龍とか出てくると中国感高まるよね~

中華街のシンボルともいえる門と躍動する龍のコンビネーションは感動的!


目で味わう中華文化を堪能した後は,石川町から横浜へ行き東海道線に乗り換えて,藤沢で下車。
やって来たのは小さな天ぷら屋さんbikkuri


実はこれは,昼間会った友人と学校のPTA広報担当の保護者のみなさんとの懇親会の会場。
「みなさんもどうぞ一緒にと言ってるから,おいでよ」と誘われ,最初はギョっと思ったが,「まあ、縁もゆかりもない宴会に参加してみるのも面白いか」と気を取り直し,ずうずうしくも参加することに・・・

 「すごいパワフルなメンバーだから」と友人が言ってた通り,素晴らしくパワフルでフレンドリーな人たちで,私の名を聞くなり,「じゃあQちゃんだね,よろしくQちゃん」てな感じで,たちまちお互いに「ちゃん」付け関係に・・・

 そもそも誘ってくれた友人自体がパワフル&フレンドリーなわけで,類は友を呼ぶ!まあ私も世界のどこに行っても現地の人とすぐ仲良くするのがモットーだし,いわば類友だな
静かな佇まいのお店の2階は大盛り上がり

 ビール飲んで日本酒飲んでワイン飲んで,喋って笑って・・・楽しく過ごさせてもらいましたmeromero2


縁もゆかりもない男を受け入れてくれたフレンドリーな皆さんです


 21時半頃皆さんに別れを告げ,藤沢を後にし,家に着いたのは翌日の午前1時近く。激動の1日だったが,楽しかったなあ~ 大分元気になったよ~ん
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国際研究発表会2018

2018年02月18日 | 理科
 今年もこの発表会がやって来たbikkuri

 千葉大学主催の 
International Research Session for Next Generation


高校生が自分で行った課題研究をもとに英語ポスター&原稿をつくり,ASEAN諸国から日本を訪れた大学の先生や大学院生の人たちに発表を聴いてもらおうというこの企画,年々規模が大きくなり,今年は全部で70件以上の発表が行われるらしいhi


参加者と引率者,審査員の先生方で会場は満杯だ


 まずは各チーム代表が,30秒のショートPRを行う(もちろん英語)

緊張してる子,威勢の良く笑いを取る子,様々だ


 続いてメインエベントのポスター発表,大学の先生たちだけでなく,もちろん参加者同士でもお互いの発表を聴き合う。(当然やりとりは英語hekomi


大学の先生が聴いてくれると張り合いはあるけど,緊張もする
時には厳しい質問も飛んでくるし…


ウチの学校からは今回は4組8名が参加。彼ら連日特訓を行い,先週台湾の学校で英語発表を行ってきたばかりなので,流石に落ち着いている。とりあえずスムーズに発表を行っている。いいぞniko

 45分×2の発表が終わると,昼食休憩をとり,午後のアクティビティーとなる。
 ちなみ,参加者には主催者からお弁当が支給される

午後はディスカッション,1チーム8~10名程度の日本人高校生と2名の外国人スタッフ,若干名の日本人教師で構成され,「グローバルウォーミング」について話し合った。


最初は固い雰囲気だったが,やがて打ち解けて,和やかに話し合う


 一日中英語漬けで,参加した生徒は大変だったようだけど,皆最後はやりきった感あふれる清々しい表情をしていいた。

     みんな,おつかれさん!


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サロンパス味のコーラ?

2018年02月09日 | 理科
 先月,同僚が珍しいドリンクを箱買いして来たbikkuri その名も"ルートビア"

 "ビア"といっても,アルコールは入ってないから安心して飲んで! とのこと

 確かに見た目はコーラ,不審な点はあるもののぐっと飲んでみると・・・・

ぎえ~! 湿布薬の味(香り)がする!!

 授業では今有機化学で,芳香族カルボン酸を教えている。その際実験でつくるサリチル酸メチル,俗にいうサロンパスの匂い,まさにそれだ。
 同僚は授業時の話題作りにこのドリンクを生徒たちに味合わせているのだというbe

え~こんなもん飲み物に入れても良いの?hekomi 気になったので少し調べてみた。

Wikipediaによると,
"ルートビア (root beer) は、アルコールを含まない炭酸飲料の一種。商品としてのルートビアは、アメリカ合衆国において19世紀中頃に生まれたとされる。バニラや、桜などの樹皮、リコリス(甘草の一種)の根(root; ルート)、サルサパリラ(ユリ科の植物)の根、ナツメグ、アニス、糖蜜などのブレンドにより作られる。" とのこと

 原料の樹皮中には,サリチル酸メチルが含まれていることがわかった。サリチル酸メチルは大量に摂取すると毒だが,少量の場合は無害らしく,香料として様々な製品んに使われている。内服での消炎効果も報告されており,風邪の民間療法にも活用されているらしいbikkuri

アメリカや台湾では,かなりメジャーな飲料らしい。日本国内では,沖縄のA&Wレストランで出されるものが有名だとか…。 所変われば品変わるで,この薬感満載のドリンクが当地では爽やかなドリンクと評価されいているようだ。私にはおよそ理解できないが・・・

 とひと月前は思ったのだが,今月に入り,授業で余ったルートビアを勿体ないので飲んでみたら,前ほど湿布臭が気にならない!?

 そして何と今日,喉が渇いたなあ~ なんか飲み物ないかなあと思って冷蔵庫開けたらルートビアだけ・・・・ まあいいやこれで… と飲んでみたら,あろうことか

 うまいじゃん,これ!

 3回目にして,お気に入りドリンクの仲間入りに…  日ごろから

"I like almost all of the foods in the world." とビッグマウス叩いてる私だけど

慣れってホント怖いわhi

Amazon とかで買えるらしいから,箱買いしちゃおうかな~(なんてね!)wink
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試薬調整

2018年02月02日 | 理科
今週は忙しい! 2月から3年生は登校しないので,最後の連絡調整を行ったり,追加で調査書を発行したり,また2年生は,来週から台湾で発表する子たちがいるので,その指導が大詰めだったり・・・hekomi
 で1年生は来週が実験Week! 今日は指導の合間をみつけて,試薬の調整を行わなきゃ。


今回の実験は酸化・還元。様々な酸化剤・還元剤を組み合わせて
反応させ色変りを楽しむ(?)

調整の準備をしていると,1年生のサイエンス部の子二人が実験室に入ってきた。あと二人は?と尋ねると,インフルでお休みだという。

2年生の4人の部員は皆台湾に行く準備でてんてこまいしているので,今日の部活は二人だけか・・・。 そこで提案 「今日はまともな活動はできなそうだから,先生の試薬調整手伝ってくれない?」

二人でどうするか,彼らも困っていたようで二つ返事でOK,やったあ,助かるー!

 実験のプリントを見せて,「これとこれとこれを作って,このミニボトルに入れてくれる?」

 「は~い」 bikkuri

 ちゃんと計算して適量を測りとれるか心配だったが,1年生くん二人はテキパキと作業を進める。 いや~使えるなあこの人たち

 私の頭の中では,入部したてのころの,何もできないイメージがまだ残っていたのだが,考えてみれば,時はすでに2月,じきに彼らも上級生になるのだ。一丁前に実験の準備ができて当然と言えば当然だ。

 生徒の成長を感じることは,教員としての大きな喜びの一つだが,今日は思いがけないところから,それを感じてしまった。

 彼らのおかげで準備は早く終わり,先輩たちの発表(英語hi)指導に力を注ぐことができた

 来週に向けて 良い支度ができたなあ 満足満足wink

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