Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

中国のコロナ事情

2022年04月03日 | 上海

 1月まですーさんが住んでいた上海が、大変なことになっている。

※区=市内に16ある行政区(東京23区みたいなもの)、街道=各区内に10個程度ある下位レベルの行政区(千代田区有楽町みたいな感じ)、小区=団地のようなもの(棟の集合体)

中国はこれまで、感染者が発生すると、その小区or街道を完全封鎖し全員のPCR陰性が確認できるまで開封しないというゼロコロナ政策を実施してきた。おかげで、東京以上の大都会である上海でも一日の感染者はゼロ~数人という素晴らしい状態が続いていた。

 電車やバスに乗るときはマスクをするけど、学校で授業するときは無し。大勢の飲み会なんかも平気で出来ていて、「あ~、中国来てよかった~」なんて呑気に過ごしていたのだったが…

 さすがの中国も感染力の強いオミクロン株は防ぎきれなかったらしく、上海市内にも広がっているらしい。下は浦東新区の陽性者数だが、各街道でかなりの数の陽性者が出ている。上の流れ図にに従えば、市内全域どこに住む人も最低1週間は小区から出ることができないはず。

 すーさんの友人にも棟内隔離されてる人がたくさんいる。みんな不便な思いをしてるんだろうなあ… 

とりあえず、市政府から配給は届いたと友人が近況をwechat(中国版line)で教えてくれた。

肉と野菜だね

配給を運ぶボランティアの人

 今日久々に電話で話した。友人は元気そうではあったけど、「もうゼロコロナは止めて、日本みたいにウィズコロナで行って欲しい」と語っていた。「とりあえず、これも貴重な体験だから…」と前向きに語る姿が頼もしい。「適度に気を抜きつつ、頑張ってね」と励まし、電話を切った。

 

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オンライン授業

2021年02月23日 | 上海
 昨年より話題に上がるようになったオンライン授業bikkuri

 sunQもいよいよ着手することになった




ことの発端は1カ月ほど前のこと、4月から勤務するはずの上海の学校の校長先生から相談があった。

 生物を教えている先生が来月でやめてしまう。代わりを探したがみつからずに困っているとのこと、「Q先生、1カ月オンラインで授業をやっていただけないでしょうか? 生物基礎は他の先生でやり繰りしますので、理系の生物(上位科目)だけで結構ですので…」

 生物科卒業のsunQだが、ここ10年くらいは生物をやっていないhekomi ZOOMの扱いだってまだ全然不慣れだし、果たしてできるのかhi

 でも、生来の新しい物好きの血が騒ぐ… なんだか面白そう

 というわけで、現在の学校の勤務に差しさわり無い範囲で、ボランティアの形で授業を行うこととなったのだniko

 授業を受ける生徒は30人。一人一人とパソコンでつながるのではなく、教室にどんとスクリーンとマイクを設置し、私のパソコンと接続する

最初の自己紹介は中国語を交えて…


どんな問題も速戦速決の速(すー)先生だよ」とPRした


 流行りのYouTuber風にノリノリで中国語で自己紹介したら結構ウケた。気をよくして授業を始める。

 授業自体は日本語で行う(だって彼らは半年後には日本に留学するのだから、日本語の授業に慣れなければいけないのだ)。
 
 文書共有機能を利用して、パワーポイントのpptを見せながら、説明をしていく。


中国のコたちは、漢字の意味は分かるが、読み方が難しいので、フリガナをいれておく


今日のテーマは遺伝子発現、頑張ってアニメーションに凝った


 現地のアシスタント先生からワークシートを配ってもらい、生徒たちは説明を聞きながら書き込んでいく。



途中で画像が途切れたり、音声が不調になったりする場面もあったが、生徒たちは真面目に取り組んでくれた様子niko なんとか一コマをやり終えた

 とても疲れたが、新鮮な感動がこみあげる。オレの授業が海を越えて中国のコたちにつたわったんだなー 

 まだまだ前途は多難だと思うが、とりあえず今日はこの第一歩を素直に喜ぼう。そしてまた明日から頑張るぞ! 加油、Su老師!(がんばれ、すー先生!)




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ZOOMミーティング

2020年12月27日 | 上海
 今年、一時期流行ったZOOM飲み会bikkuri

sunQはやっぱ飲み会はリアルに限ると思ってるので、試しはしなかったbe

でも、今日は流石にスルーするわけにはいかない。というのも、上海の学校の新採用教員研修だからだbikkuri

ズームミーティング参加はまだ2回目なので、操作がぎこちない



 今日は学校の創設者である理事長先生が、学園創設の理念とこれまで10年間の歩みについて説明して下さるのだ。

こんな感じに10名の新規職員と3名のスタッフが参加


 理事長は、かつて自信が日本の大学に留学した時、日本の道徳意識や規範意識に大きく感銘を受け、日本の良い点を取り入れた教育を中国人の若者に受けさせたいと思っているとのこと。

 急速に発展を続ける中国社会においては、お金儲けだけでなく、一人一人の心の中に精神的な支柱がのようなものをつくることが必要なのだと熱く語って下さった。

 理事長のお話が終わったところで、質問タイムniko。当然sunQが口火を切って質問


中国の生徒たちと日本人の先生、互いにどんな印象をもっているのか伺った


 その後は他の参加者も次々と質問。なかなか盛り上がったミーティングとなった。

 本当にこの学校に勤めることができるのか? まだ正直実感はないが、本当に二国間の心を結びつけるような良い仕事ができると良いなあ!good





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60歳の就活、その後2

2020年12月17日 | 上海
 ここは成田市にある公証役場
bikkuri

今日は大事な手続きをしに来た。

 60歳の就活が身を結び、来春から中国・上海で働くことになったsunQだが、長期にわたり外国に滞在し収入を得ていくためには、今まで経験をしたことのない様々な手続きを行わなければならない。
まずは就労ビザ(外国に在留し働くことに対する公的許可)の取得だ。

 学校の方からビザ取得のための説明文書をもらったが、ややっこしく、何をどこに、いつまでに出せば良いのかさっぱり分からない???

 ネット等で探せる代行業者に頼めば簡単にすむようだが、見積もりをしてもらったら、10万円ぐらいかかる様子hi

 まあ、息子の大学&住宅ローンの返済も終わった今は出せない金額ではないけれど、なんだかなあ… と思いつつ もう一度情報を整理してみると大分しくみが理解できてきた。これなら、業者に頼まなくてもできるかも…

 中国の就労ビザ取得のための第一段階は以下の9点の書類を中国に送ること

①パスポートのカラーコピー
②履歴書(高校から今までの学歴、職歴)
③本人の情報記録表
④証明写真
⑤健康証明書(中国大使館指定病院発行)
⑥地元警察署が発行した無犯罪証明書
⑦大学(大学院)の卒業証明書
⑧大学(大学院)の学位記のコピー
⑨教員免許証状のコピー

このうち⑥-⑨は、日本外務省と中国総領事館の認証を得る必要がある。しかし、この認証ができるのは、公的機関が3カ月以内に発行した書類だけなのだ。

 ⑥⑦は申請すれば新しいものをすぐ得ることができる。けれども⑧⑨を私が得たのはもう35年も前のこと、認証してもらえないじゃん!

 そういう時に利用するのが公証役場。ここに学位記と免許状の原本&コピーを持ち込み、このコピーは原本と同じですと自分自身で宣言した書類に記名する。役場の公証人はその宣言書が正しい物であるという証明を発行するのだ。これにより、コピーは公的機関が新発行した書類と同じ効力を持つことになる(なんというややっこしい仕組みhekomi

宣言書は個人が書いたものだから私文書になる

 幸いsunQの勤務地成田市には公証役場があり、昨日連絡したところちょうどキャンセルがあったため、すぐに予約がとれた(ラッキー) いろいろ大変だったが、本日無事に2点を原本証明してもらった。

 今度はこれを外務省に持っていくのだが、現在は新型コロナ感染防止のため、外務省では窓口受付を行っておらず郵便送付しなければならないのだそうな。だったらわざわざ東京の代行業者に頼むことはないわな。数日後にはゆうパックで返送されてくるから、それをもって中国総領事館(ビザ申請センター)に行けば良いのだね。ここだけは自分で東京まで出ていかなければならないけど、1回ならまあ仕方ない。be
 かくして業者に払うはずだった4万3千円ほどを節約!

でもこれはまだまだ第一段階の途中、ビザ取得の道のりは長い。ガンバレ、sunQ!


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