Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

初陣はAll English!

2019年02月17日 | 理科
 昨年11月から化学の部活を始めた(⇒化学班始動

あれから部員は2人増えて6人に… 活動は順調(一人休部中hekomiだけど)

 「発表会出てみる?」というSunQの誘いにみな乗り気なので,急ピッチで準備を進め,今日はここにやって来た,
千葉大学主催国際研究発表会
bikkuri


前任校では,この発表会には毎回参加していたが(⇒国際研究発表会2018
まさか今年ここに来ることができるとは,転勤当初まったく考えてもいなかった。

 でも今の学校って「国際高校」なのだから,「国際発表会」が初陣になるのも おかしいことではないかもしれないwink

今回の研究テーマはこれ
"What will affect the interval of the idodine clock reaction?" (ヨウ素時計反応のインターバルに影響を与える要因は何か?)

 まだ始まったばかりの活動だから,「研究」といえるレベルのものではないが,今の私たちにとっては精一杯の背伸びだ。

二種類の無色溶液を混ぜ,数十秒おくとヨウ素が析出し褐変する,これがヨウ素時計反応


午前中はポスター発表,会場はけっこうな混雑

発表件数は全部で80,年々規模が大きくなっている

左の二人が発表中,海外からの留学生を前に緊張している

5人を二つのチームに分け,交代で発表。こちらは男の子二人のチーム

初めての発表を無事?に終え,ホッと笑顔の5人niko

 全員1年生だけど,英語の発表会に臆せず,立派に発表出来た。さすが国際高校の生徒

で午後は「マイクロプラスティック問題」についてディスカッション,もちろん全部英語hi


高校生+ASEAN諸国の大学の先生・留学生+千葉大の院生で話し合いをする

最後はみんなで打ち解けて写真撮影


短期間でここまで持ってくるのはホント大変だったが,皆満足の様子!良かった~
これに満足せず,今後も頑張って行こうね と生徒を励まし,充足感を胸に帰路についたSunQでありました
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指導者表彰

2019年02月06日 | 卓球
 今日は千葉県高体連の研究大会に参加。立派な賞状を頂いてきたniko

メインは優秀な成績を収めた高校生の表彰

こんな立派な記念盾もいただいちゃいました


賞の名称は"松戸節三杯" 千葉県内の高校で多年にわたってスポーツ指導に尽力した指導者に贈られるものだ

今まで幾多の偉大な先輩たちが貰って来たこの賞を,自分が受け取る日が来るなんて,なんだか信じられない

やはりもう30年以上やってきたんだなあ,定年が近いんだなあ としみじみ実感する次第である。

この間,確かに専門部の仕事もいっぱいやった。

ホームページの立ち上げ,プログラム冊子の作成プロセスの省力化,冊子のネット配信,毎年の年報原稿の執筆…

インターハイの開会イベントの企画運営や国体速報の編集・配信などは楽しい・遣り甲斐のある仕事だった

そのインターハイに選手を出場させる夢は果たせていないが,優秀な選手たちのおかげで,関東大会の舞台には何度が立つことができた。このヘッポコ監督には十分なご褒美である。

 昨年末,その頃の生徒たちと再会し楽しく飲み語った。「先生が一番嬉しかった試合はいつですか,やっぱり関東出場決めた時?」と誰かに聞かれた。確かにそれも嬉しかったが,意外にもまっさきに思い浮かんだのは,その強い先輩が引退直後の新人戦で,弱くてしょうもなかった後輩君たちが頑張って,県でベスト16に入った試合だった。

そうだ,「中学で弱かった選手を強くする」これが最初のモチベーションだった。

 でも「中学で強かった選手をさらに強くする」ことの難しさも今は知っている。

 いろんな選手たちといろんな監督たちと知り合って,時に協力し合い,時に競い合い,豊かな人生を過ごさせてもらった。有難いことだ。

 大きな賞状を眺めながら,幸せをかみしめる。




コメント (2)
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SGHの課題研究・その後

2019年02月04日 | 学校生活
 7月に「課題研究」をテーマに記事を書いた(⇒SGHの課題研究
 瞬く間に時が過ぎ今日は最後の時間・レポートの提出日である。

 7月に中間発表会を行ったが,8・9月は授業無しhekomi,修学旅行後の10月後半からは毎週授業時間があったが,11月下旬に最終発表会(兼代表選考会),12月からレポート作成に入り,1月24日に代表3組による全校発表会を経て,本日レポート提出日となったわけである。

11月の発表会,11会場に分かれ,大学の先生たちに審査してもらった


 「課題研究のQさん」頑張るぞう!と前回書いたが,結局思うような指導はできず,後悔ばかりが残る今日最終日となってしまったhorori

 問題点は多々あるが,一番の問題点は生徒たち(および指導する先生たち)が研究とは何か?が分かっていない ということだ。

ウチの生徒たちは基本的に能力が高く真面目である。最初に良い見本を示し,やり方を教えてあげれば,多くの者たちはそれに倣い,良いものをつくってくるはず… 研究の最終到達点として,レポート作成があるのなら,しっかりした模範レポートを生徒たちに見せてあげる必要があるし, 重要なイベントとしてポスター発表会があるのなら,こちらもしっかりとした模範ポスターを見せてあげる必要があったのだろう。それは他校の生徒のものでも良いし,本校の教員が見本としてつくったものでも良かっただろう。

結局1年生の時に見本となるような良い発表/レポートを見ていないのだ‼

結果SGHが始まった一年目の成果は不作。研究の体をなしていないその年のポスターやレポートを見本にして二年目が始まり,当然その年も大した研究ができず,それらを見本にして三年目,そして今年が四年目… 結局何の積み上げもないままに来てしまったのだ。hi

二番目は、生徒に文献の検索方法を教えていないということ。

実験・観察が中心のSSHと異なり,SGHの研究は基本的に文献研究であるはず。であれば,この時代,インターネットの論文サイト(google scholar, CiNiiなど)の活用の仕方を教えなければ何も始まらないだろう。当然こんなことは1年生の時に教えていたはずと思ってたSunQは11月にこのことを知り,唖然・愕然hekomi

三番目は,授業時間を含め,年間計画がまったく練られていないということ。

 例えば,レポート作成する1月は,パソコン室のパソコンと,SGH予算で購入したタブレットを全部使ってもツールが不足するのに,2年生と1年生が同時にそれらを使う予定を平気で入れてある。せっかく大学生や大学の先生をアドバイザーに迎えてもそのアドバイスを活かして研究活動をする時間がとってなかったりする。要は生徒の状況を全然考慮してなくて教員の都合だけで予定を組んでいるのだ。

 「教員の都合だけ」感が最も感じられるが研究班の組み方。これは1年時の一時期に行った活動で興味傾向の似通ったもの同士を教員が勝手に組み合わせて決めている。もともと同じ研究をやろうと思って集まった仲間ではない。クラスもバラバラだ。

 そんな本来無関係なもの同士で協力し合い一つの目標に向かっていくことができたら,それは素晴らしい!理想的だ。でも,そんな理想を目指せるような現状か?生徒たちに時間もツールも知識・方法すらまともに与えられてないのに,こんな過酷な条件でグループ活動させるのは,ある意味暴力じゃね? とSunQは憤慨しているnose6

 そんな訳で 文句が尽きないSGHの課題研究だったわけだが,SGH指定最終年度の来年は2年生の必修課題研究は,無くなってしまうのだそうな。もう一年あれば,今年の反省を活かして,もっとレベルの高い指導をしてあげられたのに… 返す返すも口惜しい話であるhorori

1月に行われた発表大会では,2年生の3組が全校生徒の前でパワポを使い発表を行った

かろうじて1組だけは十分な指導ができたのが救いだった。結果最優秀賞獲得
良い見本となってくれれば良いのだが…


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