Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

中国で働くための手続きPart3

2021年08月12日 | 諸手続き・申請
手続き2 企業(学園)の担当者は、中国政府に申請し、就労許可証を得る。その後就労場所の市政府に申請し、招聘状を得る。

さて、手続き1でいろいろ面倒な経験をしたが、ここで2カ月強待つことになる。場合によっては、書類の追加や訂正を求められることがあるが、日本と違って中国はいきなり規則が変わることなんてザラにあるから、じっと耐えて対応する。かくして内定者と現地担当者の涙ぐましい努力の末に、以下の2種類の書類が出来上がる。

v21.jpgv22.jpg
中国政府発行の就労許可(工作許可)と市政府発行の招聘状(邀请函)である

 というわけで、手続き2が完了、 この後の手続き3では、内定者が再び日本で行動することになる。

 手続き3
  就労許可証と招聘状のPDFを送ってもらったら、早速中国ビザセンターのホームページ(https://bio.visaforchina.org/TYO2_JP)を開き、オンライン申請を行う。
vs12.jpg
高速リンクの左側のタグをクリックすると下の画面に切り替わる

v3.jpg
左が申請表入力、中央が申請手続きの予約


 まず申請表入力を選び、画面の指示にしたがって情報を入力する。入力後は間違いが無いかよく確認する(アップロード後は修正できないので注意) 確認が済んだら 表のアップロード・プリントアウト、申請手続きの予約を行う。

 申請手続きの際に持参するものは以下の通り
 ①パスポート原本およびコピー(顔写真写真ページ&中国への出入国記録のあるページ
 ②顔写真 1枚(背景は白 3.5cm×4.5cm 6か月以内のもの)
 ③プリントアウトした申請書
 ④プリントアウトした就労許可証と招聘状
 
20210803_114746154.jpg
ビザセンターでは、入り口にいるおじさんに日本語で聞けば、どこに並べばよいか教えてくれる


 申請の際は、係の人がさらっと目を通すだけで受理される(拍子抜け?) そして一週間後にもう一度やって来て、8500円払えば就労ビザが取得できる

ビザ取得といっても、これはあくまで一時的な短期ビザで、入国後にまたいろいろな手続きをして、最終的に1年の長期ビザを手に入れるらしい。外国で働くのは大変だ
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中国で働くための手続きPart2

2021年08月12日 | 諸手続き・申請
 手続き1 採用が内定した者は、必要な書類を集め、しかるべき機関で証明を受け、企業(学園)の担当者に送る。

 今回は、これについて詳しく説明する。 内定したら、まずは以下の書類を送ってもらおう
 履歴書のフォーム(ワードファイル)、本人の情報記録表(エクセルファイル)、警察署への証明書発行依頼書
発行依頼

これが警察署への犯罪経歴証明書書発行依頼だ

手続き1で用意する書類は(1)~(4)に大別される
(2)(3)(4)の書類は、とりあえずカラーコピー(PDF)を添付ファイルで送るが、後日入国後に原本を提出することになるので、忘れずに中国に持って行くこと。

(1)すぐに用意できるもの ファイルをメール添付で学園事務に送付する
 ①パスポート全ページのカラーコピー(PDFファイル)。
   ※写真のページと出入国記録ページ
 ②履歴書 学園の書式=ワード(.docx)
   ※高校から今までの学歴、職歴を明記。3ヶ月以上空白があった場合説明が必要
 ③本人の情報記録表 学園の書式=エクセル(.xls)
   ※履歴書と同じような内容
 ④証明写真 サイズ35×45mm jpeg等の画像ファイル
   ※半年以内に撮影、帽子なし、背景白。入国後に6枚実物が必要。

(2)指定の機関に行き取得するもの 書類をPDFにし、学園事務に送付。
 ⑤健康証明書(中国大使館指定病院証明書)
  ※場所・名称は中国大使館ホームページ参照
   (例)日中友好医院 渋谷区代々木 費用28500円
 ⑥職歴証明(在職証明)
   ※以前勤務した、もしくは現在勤務している職場の長に職歴を証明してもらう。(無料?)
     書式は特にないが、発行者(所)の住所だけでなく電話番号、メールアドレスも記載すること

(3)大使館認証が必要なもの
 ⑦地元警察署が発行した犯罪経歴証明書
  ※申請の際には、学園から送ってもらった発行依頼を持参する
    申請後一週間程度で発行、無料。 開封無効なので封じたまま大使館に提出すること
 ⑧最終学歴証明書
  ※3か月以内に発行されたものを用意 費用は数百円程度

(4)公証役場で私署証書認証を受けたのち、大使館認証が必要なもの
 ⑨教員免許状(日本語教師は420時間研修終了証又はそれに類似した資格証明書)のコピー
 ⑩学位記(卒業証書)のコピー
   ※⑨⑩は原本を提出できないので、コピーが原本と相違ないことを宣言した文書を公証役場で認証してもらう。私署認証は1件5500円

110.jpg

こんな感じにこの書類は真正なものですと宣言し、


112.jpg

 こんな感じに、この宣言は間違いないと法務局長が証明するのだ


☆大使館認証とは? 

書類の内容が正しいものであることを日本の外務省と中国領事館の双方に証明してもらう手続きのこと
認証を受けることができるのは、公的機関が3カ月以内に発行した書類だけなので、発行が古いものはダメ。
(※教員免許や学位記は、それ自体の発行は古いが、私署証書認証が3か月以内であれば認証してもらえる)
手順は、まず外務省に⑦⑧と私署認証を受けた⑨⑩を郵送し、認証印を受ける。その後中国ビザ申請センターのホームページから予約を取り、返送された⑦⑧⑨⑩を直接持参し、中国領事館の認証印を受ける。認証費用は、書類ひとつにつき8500円‼ 4種類あると3万4千円なので、けっこうな出費
   ⑦⑧は書類の裏側に認証を示すシールが貼られるので、両面をPDF化して送付。⑨⑩は冊子の形になるので、全ページをPDF化し送付する。いずれも後日実物が必要なので紛失しないこと。
 ※認証を得る手続きは、自力で行うことも可能だが、2020年12月時点では、自力でビザセンターの予約を取ることが困難だったため、Suさんは代行業者に依頼した。代行業者費用は2-3万円程度。

 これがビザセンターのホームページ
vs11.jpg

高速リンクの《認証》をクリックすると予約画面が出てくる

vs2.jpg

個人の予約は一番上のタグ

すぐコンタクトできるよう、以下にリンクを張っておきまーす。
外務省のホームページ(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/shomei/index.html)
中国ビザ申請センターのホームページ(https://bio.visaforchina.org/TYO2_JP/)

以上手続き1でした。次回「中国へ行くための手続きPart3では、手続き2&3を解説!

 ⇒中国へ行くための手続きPart3
コメント (2)
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中国で働くための手続きPart1

2021年08月12日 | 諸手続き・申請
 中国で働くためには、中国政府の許可が必要である。この許可を得るためには、多数の書類を用意して2段階3段階の証明が必要なため、とても時間がかかる。
 Suさんも、最初は手続きの全貌がまったく理解できなかったが、昨日ようやく最終許可を得ることができたので、記憶が新しいうちに、手続きの概要と注意点を3回に分けて記録しておこうと思う。今回はその1回目だ。
 
113.jpg
これが最終許可=就労ビザ、パスポートの1ページに貼付される

 手続きの概要

 手続きはけっこう頻繁に変わるため、常に最新のものをチェックする必要があるが、2021年8月現在の状況では下記の様になる。

 手続き1 中国企業(Suさんの場合は学園)に採用が内定した者は、必要な書類を集め、しかるべき機関で証明を受け、企業(学園)の担当者に送る。※ここがかなり複雑で、1カ月~1カ月半程かかる。

 手続き2 企業(学園)の担当者は、中国政府に申請し、就労許可証を得る。その後就労場所の市政府に申請し、招聘状を得る。
   ※学園の担当者は、就労許可取得に約1カ月、招聘状取得に約1カ月半かかると言っていた。

 手続き3 担当者から就労許可と招聘状を送ってもらった内定者は、中国ビザセンターのホームページからオンライン登録を行い、必定事項を入力したのち、申請手続きの予約をとる。予約日には本人が行って指紋登録をする必要がある。書類に不備がなければ、一週間後に最終許可(就労ビザ)が取得できる。
※2021年8月現在、ビザセンターの申請手続きは月・火・水の午前中しか行えないので、オンライン登録からビザ取得まで8~14日程度かかる。

 さあ、概要はつかめたかな? ネットで調べていくと、様々な代行業者が宣伝している。手続き1の段階で使うのはありかもしれないが、手続き3では申請の時自分が行かなければならないので、業者は使わなくてよいというのがSuさんの意見である 。 
では次回、手続き1について詳しく解説しよう。

中国で働くための手続きPart2へ⇒
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急展開‼

2021年08月11日 | 諸手続き・申請
 じゃじゃーん、見てくれ左上に輝くVISAの文字! そう、ついにSuさんは就労ビザを手に入れたのだ
IMG20210811112123_2.jpg

前回の投稿では、招聘状ができるのは8月末と言っていたが、なんとここで嬉しい急展開💛
どうやら人脈がうまく働いたらしく、予定より1カ月早い7月30日に招聘状が出来たのだ。
 先週、有明にある中国ビザセンターにオンラインで必要事項をアップし、予約を取り、ビザの申請を行った。
20210803_112829915.jpg
国際展示場の駅を降りると、オリンピックムードが漂っている
20210803_112952579.jpg
ビザセンターはこのビルの12階にある
20210803_114746154.jpg
センターの中はこんな感じ


 ここまで紆余曲折あって 書類の取り直しやら申請のやり直しやらでさんざん待たされたけれど、招聘状が来てからはホントスムーズで、10日ほどで無事ビザ取得となった。 9月第2週から学校が始まるのに間に合わせるため、8月20日の飛行機を予約した。
 さあ、いよいよ本当に上海でダイアリーを書く日を迎えられるのかな?[emoji:e-454]
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二転・三転⁉

2021年06月02日 | 諸手続き・申請
 今日学園から連絡があり、勤務先は成都ではなく上海になるのだそうだ。話が二転三転でついていけない

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なんでも、今年9月から開講する予定だった成都校に入学生が集まらないのだということ。

実は、上海で二校目となる学校が9月から動き出すので、そっちで働いてくれとのこと(だったら最初からそうしてくれよ!)。

最初は上海で働く気満々だったが、成都に行けといわれ渋々気持ち切り替え、さんざん待たされ、気をもんだ末にこれだー

状況がころころ変わり、綿密な計画など役に立たない … これが ザ中国か???

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無題


上がその新しい学校(上海高藤致遠創新学校)。 といっても、この学校自体は今までもあった国際高校。この学校の中に新たにできる日本留学コースの運営経営を私が勤務する学園(信男学園)が行うのだ。 中国ではこのパターンは珍しくなく、公立学校の中に私立が経営するコースが入ってることもあるのだとか…

 したがって生徒は1学年の1クラスのみ(20名くらいしか集まってないらしい

 教員は4人で責任者は私、ということらしい。

 ま、私の身は もう 学園に預けてあるから どうとでも好きにしてくれ! って感じ。

 とにかく 早く工作許可と招聘状をとってくれー   
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