折にふれて

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秋ハ夏ノ焼ケ残リサ By空倶楽部

2019-08-19 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで

 


 

 

白山市徳光海岸の夕景 

 Sony α99  F2.8G/70-200㎜ (70㎜, f/8,1/400sec , ISO100)

 

自宅から徳光海岸までは10Km。

車だと30分の距離なので

夕方が近づき、空模様が気になりだしてから出かけても

空が焼ける時間にはじゅうぶん間に合う。

 

 

このところの金沢。

8月も半ばを過ぎたとはいえ

日中の気温は35℃前後で、暑さが納まる気配は一向に感じられない。

けれども、夕方の雲の様子を眺めていたら

ふと、秋を予感させる夏の情景を思い出し、

徳光海岸へ出てみようと思い立ったのだ。

前回の記事で太宰治の「ア、秋」を紹介したが

そこにはこんな秋が記されてもいる。

「秋ハ夏ノ焼ケ残リサ」

暑い夏が焼けるだけ焼けて、そしてやがて秋となる。

そんなことを言っているのだろうけど

この空を眺める限り、

今年の夏が焼け落ちるにはまだすこし時間がかかりそうである。

しかしその一方で、海から吹いてくる風はいくぶん涼しく

こうして日一日と秋が近づいてくるのだろう、と思ったりもしたのだった。

 

 

 

 

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