トム・クルーズ主演の「トップガン マーヴェリック」がようやく封切された。
コロナ禍で公開が2年間延期された上にウクライナ情勢に北朝鮮問題。
戦闘シーンが多いだけに、タイミングの悪さを思わないでもなかったが、
それはそれとして、前作から実に36年、「理屈抜きに楽しもう」と
同窓会にでも出かけるような気分で劇場へと向かった次第だ。
30年前にトップガン(航空戦訓練学校)の教官を辞した
ピート・”マーヴェリック”・ミッチェル大佐(トム・クルーズ)は
昇進を拒みつつも、テストパイロットとして海軍に残っていた。
折しも、核脅威を増す某国の核軍事施設を破壊する作戦が持ち上がり、
トップガン出身のエリートパイロットたちが招集される。
そして、彼らの教官として実戦経験のあるミッチェルに復職命令が下るのだが...。
攻撃対象は複雑な地形と鉄壁の防空システムに守られた難攻不落の軍事施設。
ミッチェルは全員を必ず生還させると決意し、パイロットたちに厳しい訓練を課す。
戦闘機のドッグファイトなど特撮シーンのパワーアップは迫力満点。
文字通り、手に汗握るシーンの連続だった。
また、前作との関連も見どころで、
かつてのライバルで今は後ろ盾となったアイスマン(バル・キルマー)との友情、
訓練中に事故死した盟友グースの息子ルースターとの確執など
オールドファンへのサービスも忘れていない。
とにかく、掛け値なしの娯楽大作、ぜひ劇場の大画面で楽しんでいただきたい。
さて、トップガンといえば。
今回もオープニングを飾ったのはこの曲だった。
(Top Gun 2) Kenny Loggins - Danger Zone (Top Gun Maverick Music Video)
さらにもう一曲。前作からのチョイス。
Righteous Brothers - You've Lost That Lovin' Feelin' (Top Gun 1986)
ライチャス・ブラザーズの「ふられた気持ち」。
エンディングとして流れたオールディーズの名曲に
「お見事!」と聴き入ったことを覚えている。