「9」のつく日は空倶楽部の日。
昨日の日曜日。
居すわった寒気がようやく抜け、金沢は久しぶりに降水のない一日となった。
とはいえ、真冬日から解放されたというだけで青空が広がったわけでもなく、
週間天気予報によると、この後はふたたび雪模様、
気持ちは小休止程度にしておいて、大雪に対する警戒はまだまだ続きそうだ。
しかしながら、この地にあって「降らない」ことは絶好の撮影チャンス、
雪の金沢中心街へと出かけることにした。
21世紀美術館周辺から兼六園、そして金沢城とカメラ片手に散策したのだが、
兼六園側から眺める金沢城にふと新鮮な気持ちで見入ってしまった。
Sony α99 Vario-Sonnar 24-70㎜/f2.8 (f/5.6,1/400sec,ISO100)
金沢に住んでいて、雪に覆われた金沢城を新鮮に眺めるというのもおかしな話だが、
そもそも金沢人にとって金沢城はあたりまえの存在、
ましてや冬の足元の悪い中、散策に出かけるなど、
よほどのことがない限り考えもしない。
したがって、我々にとって雪の金沢城は観光客同様に珍しい。
しかもここしばらくは暖冬続き、これだけ雪の残った週末はいつ以来のことか思いだせないくらいで、
それもあってより新鮮に感じたのかもしれない。
ともあれ雪化粧した金沢城、その姿を誇らしく感じた次第である。
数々の映画音楽で有名なイタリアの巨匠、
エンニオ・モリコーネの美しい楽曲をヨー・ヨー・マの演奏で。
La Califfa - Yo Yo Ma ( Ennio Morricone )