折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

美術館という風景2 By空倶楽部

2023-09-29 | 東京

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで



    Sony α7R3  FE2.8 16-35 GM

 

空倶楽部用にと湾曲するガラスの壁に映る空を撮るつもりだったが

その瞬間射し込んだ光が壁に沿ってリズミカルに反射した。

その光景に目を奪われて、肝心の空がおざなりになってしまった。

「それでも空は空」と気遅れ気味に掲載。

 

そして、ついでながら。

このままでは「お蔵入り」となりそうな写真をどさくさ紛れに。


   Sony α7R3  FE2.8 16-35 GM

 


  Sony α7R3  FE2.8 16-35 GM

 

新国立美術館ではエスカレータも調度も、そして人でさえも

すべてが絵になる。

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美術館という風景

2023-09-14 | 東京

      国立新美術館 2023.09.10 11:49  Sony α7R3  FE2.8 16-35 GM (16㎜ ,f/5.6,1/30sec,ISO160) 

三層にわたって吹き抜ける巨大な空間が

波打つように湾曲したガラスの壁で覆われている。

さらにその空間にはコンクリートでできた

高さの異なる2本の円錐形の柱が

地面に刺さるようにそびえ立ちフロアの一部を構成している。

この建物の内部を言葉で表現するとこうなるが

そんな言葉では言い表せないスケールと魅力を持つのがここ国立新美術館だ。

 

 

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「浅草はこうでなくちゃ」 という風景

2023-04-16 | 東京

賑わいを取り戻した浅草寺。

 


   浅草寺(東京都台東区)2023.04.08 14:42   Sony α7S2   FE24-70㎜/f2.8 GM2 (55㎜  f/5.6,1/160sec,ISO640)   

 

先の週末、久しぶりに訪れた浅草でのこと。

仲見世通りから浅草寺まで見渡す限りほとんどが外国人。

六本木ほどのアウェー感はないものの様々な言語が飛び交っている。

以前から外国人に人気の観光地ではあったが、

欧米人の数もさることながら、アジア人の数の多さに驚いた。

円安もあるが長期のデフレ傾向で日本全体が「安い」のだろうな、と思ったりもしていた。

それはそれとして「人も風景」。

浅草寺の境内から見下ろす光景に惹かれた次第だ。

 

そして、人込みを避けて逃げ込んだ先が「神谷バー」。

というか「いっぱいだろうな」と待つつもりで訪れたものの

空いていて拍子抜けしたのだが。

 

とりあえずはデンキブランとチェイサー代わりの生ビール、

そして、以前から食べたかったエビフライを注文。

予想通りの「洋食」だった。

途中、となりの席に欧米人らしき人がやってきて

デンキブランを一口飲んだが、それだけで早々に店を出て行った。

ちょうどその時、近くの席にいた人と目が合って笑いながら交わした言葉が

「どうもお気に召さなかったようだね」

どうやら、この場所だけはもうしばらく古きよき日本を保って行ける。

そんな気がしたのである。

 

 

 

 

 

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不忍 春を待つ風景

2023-03-26 | 東京

「今さら」という感もあるが、二月に訪れた上野不忍池。

     不忍池(東京都台東区) 2023.02.12 16:00   Sony α7R2  Planar 50㎜ (f/5.6 , 1/80sec , ISO100) 

 

一面冬枯れの蓮、また陽がかなり傾いた頃で

あたりは寒々とした雰囲気が漂っていた。

だが、その中で。

辯天堂と参道に並ぶ露店が醸す風景だけが少し違って見えた。

その日はあちこちで春を探してきたが、

ここ不忍池にも、こそっと春がやってきているように感じたのだ。

 

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国立新美術館

2021-09-12 | 東京

二年ぶりに国立新美術館へ行ってきた。

ミッドタウンの交差点から近づくと

突然、森の中に大きな空を映しこんだような建物が現れる。

美しい曲面が連続するガラスカーテンウォールは

一度見ただけで目に焼きつくほど印象的だ。

いつもなら、入館前と入館後にその外観を撮るのだが

今回、この建物の美しさをさらに認識したのが内観。

吹き抜け部に立ち上がる巨大な円錐形の柱だった。

 

  国立新美術館(東京都港区)2021.09.05  13:27   Sony α7R3  FE2.8 16-35 GM (16㎜ ,f/5.6,1/30sec,ISO125

 

ただ美しさだけで眺めていた鉄とガラスの建物外観が

巨大なコンクリートの柱を包み込む皮膚のように思えてきた。

これまでは建物が大きすぎて、総体としてとらえきれていなかったが

二階から吹き抜け部を眺めてみるとそれがよくわかる。

外観と内観の関係性にようやく気づいたことで

この建物が持つデザインの奥深さをあらためて認識した次第だ。

 

  国立新美術館(東京都港区)2021.09.05  12:05   Sony α7R3  FE2.8 16-35 GM (16㎜ ,f/5.6,1/30sec,ISO400

 


デビューから40年余り。

メンバー変遷を繰り返し、不遇な時代もあったようだが

彼らが持つ圧倒的な熱量はずっと変わらない。

 
    On The Soul Side Of Town    Tower of Power

 

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Tokyo Sparkly Night    By空倶楽部

2020-01-19 | 東京

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


東京での仕事を終えて、ふと立ち寄った東京駅。

帰るまでにはまだ少し時間がある。

幸いにもこの時期にしては寒さも和らいでいたので、

しばらく周辺を散策してみることにした。

周辺の整備も終わり、行幸通りからは景観を阻害するものもなく

広く東京駅を眺めることができる。

ところが、周辺には高さが100メートルを超える

高層のビルが何本も立ち並んでいて、

せいぜいで30メートル余りの東京駅は

煌々と輝くビルの明かりに埋没してしまうのでは...

と思わないでもなかった。

けれども、その心配は一瞬で消えた。

RICOH  GR  DIGITAL3  f6.0mm F1.9 ( F6.3, 5Sec, ISO100)        2020.01.16 18:50   東京丸の内

 

ライトアップされた煉瓦造りの駅舎が周辺のビルのきらめきを

従えるかのように堂々と浮かび上がっている。

その姿はまさに千両役者。

日本一、いや世界でも類をみない美しい駅舎だろう、と

あらためてこの景色に見入ったのだった。

 

 

 

 

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東京 Slow Life

2019-09-21 | 東京

六本木での話題が続く。

しかも...「らしくない」話。

 

      

        Sony α7R3  FE2.8 16-35 GM (16㎜ ,f/5.6,1/320sec,ISO100) 

 

二科展の顛末は前回触れたが、

国立新美術館の開館時間は午前10時。

2時には美術館を離れなければならない事情があったので

その間を有意義に使いたい。

それでまず考えたのは昼食時間の節約。

館内や周辺の食事場所は混みあうことが予想される。

だから、開館前に「腹ごしらえ」をしっかりとしておきたかった。

とはいえ、ことさらアテがあるわけでもない。

それで六本木へ向かう地下鉄の中で、

ミッドタウン付近の「朝食」で検索したところ

「ブランチをゆっくりとれる」というふれこみの店がヒットした。

つまりは朝昼兼用、もってこいだ。

 

ミッドタウン裏手にあるその店をに入ったのは 

開店時間の9時を少し回った頃だった。

ところが。

近郊ではかなり知られた店なのだろう、

すでに窓側のイス席はほとんど埋まっている。

「ここで...」と、案内されたのは店の真ん中の暖炉前の席。

四方がイス席に囲まれてはいるが、

店内が広く見渡せるゆったりとした空間だったので

居心地は悪くなかった。

 

そして...。 

メニューに目を通す。

ブランチの種類は豊富でどれもおいしそう。

少し迷った挙句、

私は「サーモンのタルタルとアボガド+ポーチドエッグ」

家内は「ノルディックサーモンのマリネ+目玉焼き」を注文したのだが

さらに、それぞれの料理にフレンチトーストが2枚ついてくる。

あとでわかったことだが、そのフレンチトーストが店の看板メニューとのことだった。

バターの香りがする生地が

ほんのり甘いミルクをたっぷりと含んで

たしかに美味かった。

       

       

 

入店時に、「在席時間は2時間までとさせていただいています」と案内され

朝昼兼用とはいえ、「そこまでの長居は…?!」と思ったのだが

この料理なら休日の朝をゆっくりと楽しむことも悪くない。

また、すこし贅沢かとの思いもあったが、

「これも朝昼兼用なら...!」と大いに納得できたのである。

 

さて...。

思いもかけず、そんなゆったりとした朝から始まった日。

二科展での芸術鑑賞を終えた後、ミッドタウンで家内の買い物にお付き合い。

意外だったが、三連休にもかかわらず、人出は少なめ。

そう長い時間ではなかったが、

ミッドタウンの中での「新しい風景」探しなど

のんびりした時間を楽しんだのである。

 

       

 

ところで...。

今回の二科展で興味深かった展示のひとつが「組み写真」。

考えてみればブログの構成に通じるところもある。

それで、柄にもない記事を

六本木の風景とともに組み写真風に構成してみた次第だ。

少しでもSlowな心持ちを感じていただけたなら、うれしい限りだ。 

 

 
  In My Life  The Beatles

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東京「新」風景

2019-09-16 | 東京

 

東京国立新美術館

 

 

見慣れた建物のはずなのに

ただ無造作にカメラを向けるだけで

ファインダーの中で魅力的なフォルムとなり

そして、訪れるたびに新しい風景となる。

ここは、そんな不思議な場所である。

 

 

 

※ご訪問ありがとうございます。

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I stand alone !

2018-07-02 | 東京

前代未聞、6月に梅雨が明けてしまった東京。

それで、時期を見計らってと温存していた写真をあわてて掲載。

東京、お台場に立つ「自由の女神像」。

まるで曇り空を押し上げるかのような、その存在感に強く惹かれた次第だ。 

 
RICOH GR DIGITAL Ⅲ   f/3.5,1/320sec,ISO-64 

 


 

自由の女神といえばニューヨーク。

そして70年代のニューヨークを代表するミュージシャンのひとりがアル・クーパーだった。

子供の頃に憧れた、そんなオトナの音楽をふと思い出した。


Al Kooper & Shuggie Otis - Lookin' For A Home

 

 

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置きざりにできなかった光景 2017東京 冬

2018-01-05 | 東京

昨年12月にプライベートで訪れた東京。

道すがら撮った写真が相当数残されていて、

その何枚かは記事に関連づけて投稿した。

一方で大半がお蔵入りする運命であり、

それらをヒマにまかせて眺めていたら、

なんとなく、そのまま仕舞いおくには忍びなくなってきた。

そこで、そのいくつかを脈歴なく掲載することとした次第だが、

そのタイトル、題して「置きざりにできなかった光景」。

多少なりとも気にとめていただけたならうれしい限りである。

  

 


ご紹介した写真、振り返ってみれば気ままな散歩のシーン。

そこで今回の「折にふれての選曲」は、

どこの局だったか、東京の街を散歩するテレビ番組のバックに使われていたこの曲を。


The Doobie Brothers   Listen to the Music  

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