8月最後の週末、悪天候の金沢を脱出。
爽やかな秋を探しに琵琶湖へ向かう。
近畿地方の空模様は昼過ぎには回復するとの予報を真に受けたのだが、
厚い雲が切れて、一面青空が広がったのはすでに陽が傾きだした頃だった。
この日の琵琶湖、午前中はどんよりとした鉛色。
しかも、ざわざわと波立ち、ご機嫌斜めの様子だったが、
午後5時をまわる頃にはこの通り。
いつもの青く穏やかな表情に戻っていた。
そして、この景色をさらに楽しむなら奥琵琶湖湖畔のとっておきの「秘密基地」、
湖面に向いたいつものテラス席へ。
日暮れまでのわずかな時間だったが、
それでも、期待通りの穏やかな風景を存分に眺めることができた。
収納されたレジャーボートや痛み始めた木々の葉など...
あたりには、もう秋の気配がちらほらと漂い始めているよう。
これから、日に日に色が深まる空と湖面。
さあ、しばらくは琵琶湖から目が離せないぞ。
この日、カーオーディオにセットしたCDは、
アート・ガーファンクルの「フェイト・フォー・ブレックファスト」
ソロとしては4作目、1979年のアルバムとのことだが、
ポール・サイモンとのコンビ以来、やさしく心を包んでくれる歌声は今も変わらない。
その名アルバムから、あえての選曲は「Bright Eyes」
秋の日、ここちよい風を感じながら聴きたいメロウな曲。
「9」のつく日は空倶楽部の日