
滋賀県マキノ町追坂峠付近 サンダーバード
昨年から撮り始めた鉄道写真
撮る場所は同じでも、季節によってその表情はまったく違ってくる
ここ追坂峠には何度か足を運んでいるが
紅葉の季節は初めて
紅葉を背景に、この峠を通過する列車を何日かにわたって撮りたかったのだが
今年は冬の訪れが早かったことなど、結局はこの一枚だけになってしまった
来春廃止となるトワイライト・エクスプレスも捉えたかったのであるが
それも叶わず、まことに残念である
ところで、この峠で出会ったカメラマン
京都から来たかなりの撮り鉄で
列車を待ちながらの1時間半ほど
湖西線や北陸線の撮影スポットや絶好の時間帯など教えていただいた
前にも経験したが、列車を待つ間の撮り鉄同志
撮影情報やカメラのことなど、打ち解けた会話が弾む
お互い名前も名乗らず、わかることと言えばどこから来たということくらいなのに
妙な連帯感みたいなものを感じてしまう
そして、撮影後に決まって交わす言葉が
「またどこかで…」
なんとも大らかな挨拶である
毎日、同じダイヤで運行している列車
しかし、鉄道写真にはその時期そこでしか撮れないショットがある
さらに言うなら、その時間でしか撮れないものがある
例えば…
今年の8月、最終土曜日に新潟県の鯨波海岸へ出かけた
海の夕焼けをバックにしたトワイライト・エクスプレスを撮りたかったのである
海にそって線路が走る場所
トワイライト・エクスプレスの通過と日没が合致する時間
さらに天候と
たまたまこの時は条件が整ったが(最良とは言えないまでもである)
トワイライト・エクスプレス最後の夏
私のようなサラリーマンだと、そのタイミングに合わせることは容易ではない
しかし、逆にまたどこかで…くらいの気持ちでそのチャンスを待つ
そんな大らかさも鉄道写真の魅力のひとつなのかもしれない
何となくの選曲
Jackson Browne ♪These Days
失ったものや恋人、若き日の思い出を切々と歌う
まだ青年だった頃のジャクソン・ブラウンの名曲

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