折にふれて

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都庁舎のある風景  By空倶楽部

2022-10-09 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


     
                   東京都庁 2022.09.11 10:27AM  Sony α7S2  FE2.8 16-35 GM (26㎜ ,f/3.5,1/800sec,ISO160) 

 

東京都庁庁舎が竣工したのは1990年。

あくまでも個人的な感想だが、その姿を一言で表現するなら威圧的。

また、シンプルな外観が多い高層ビルの中にあって異様とも感じていた。

そして例えるなら、映画「バットマン」シリーズにでてくるゴッサムシティにある建物のようだ、と思ってもいた。

竣工当時は日本全体が過熱した景気に酔い、そこに莫大な予算が費やされたことから、

「バブルの塔」とも揶揄されたそうだ。

そう、旧約聖書の伝承、神の怒りに触れた「バベルの塔」になぞらえたもので

つまりは「歓迎されない」というニュアンスが伝わって来る。

私自身もあまり好きになれなかったわけだが・・・。

 

けれども、その朝に限っては違った。

カーテンを開けた瞬間に、いかつい姿とばかり思っていた都庁が

さわやかな朝の空とともに目に飛び込んできたからだ。

日本を、いや世界を代表する建築家、丹下健三氏の名建築。

その芸術性の高さを理解しながらも、好きになれなかった姿だったが...。

それが竣工から30年余り。

前衛的な姿がようやく私の目になじんできたのかもしれないと、その姿に見いったのだ。

 

さて、今月の空倶楽部。お題は「鉄塔と空」。

東京都庁は鉄骨鉄筋コンクリート造なので

「鉄塔と言えないこともないのかな...」と拡大解釈に及んだ次第。

 


秋風が冷たくなってきて、ふと聞きたくなった曲。

The Sounds Of Silence , Simon & Garfunkel 

サイモンとガーファンクルのデビューアルバム『水曜の朝、午前3時』に収録されている

アコースティック・バージョンだ。

映画『卒業』で使われたアレンジされた曲がお馴染みだが

しみじみと聞くなら断然このバージョン、と思っている。

 

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