はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

信州ぶらり旅(高ボッチ高原)

2016-07-20 18:55:15 | 知らない街をぶらり
さて、松川のリンゴ畑からの南アルプスの展望を楽しんだあとは、三州街道(国道153号線)に沿って北上します。この道は、中央アルプスと南アルプスに挟まれているので、山を楽しみながらドライブができるのです。北上するに従ってアルプスもその姿を変えていきます。と言っても、あまりゆっくりできないので、伊北から再び高速にのって岡谷インターへひとっ飛びです。そこから高ボッチ高原をめざしました。高ボッチ高原への道は、5月の御柱祭の時に下見をしておいたのでスムーズに行くことができました。

5時過ぎに高ボッチ高原に到着です。さっそく景色を楽しみます。



諏訪湖が写っていますが、何かが足りません。そう富士山が見えないのです。富士山だけじゃなく、八ヶ岳も甲斐駒ヶ岳も。前回もダメでしたが、今回もでした。ここには、これからも何回も通うしかないみたいですね。

気を取り直して撮影をつづけます。若い二人も富士山が見えなくて、がっかりしているのでしょうか?いや、若い二人は、諏訪湖に愛を誓うだけでいいのでしょう。



北アルプスも雲の中、松本市内も雲の中でした。ほんまに天気に恵まれない私です。まだ、雨が降ってないだけでもマシと自分を慰めます。



高ボッチ山の標高は1665メートルです。ちなみにこのあたりは分水嶺で、ここに降った雨は、太平洋と日本海に分かれてゆくのです。
となりに見える山は何という山でしょう?となりの山にも雲がかかってきたようです。



高原には、きれいな花も咲いていました。(花の名前は多分ということで)

(ハクサンフウロ)

 (ノハナショウブ)

(エドカワラナデシコ)

着いた頃には、日もさしていたのですが、6時前頃から雲行きが怪しくなってきました。



たちまち白いガスに囲まれてしまいました。これでは、諏訪の夕景や夜景が撮影できません。あわよくば満天の星を撮ろうなんて考えていたのですが…。(この日は満月のちょっと手前で、どっちにしても無理でした)
車の中で待機していましたが、霧は一向に晴れません。駐車場に停まっていた車も一台、また一台と帰って行きます。そして、とうとう私の車だけになってしまいました。ラジオでは東海地方まで梅雨明けしたと言っています。(甲信越は、いつ?)8時頃まで待機したのですが、依然として真っ白な世界です。ここで車中泊をしようと思っていたのですが、不安になってきた私はとりあえず下りることにしました。フォグランプを点灯し、時速10キロのノロノロ運転で下界をめざしました。さて、どこへ行こう。
<つづく>