はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

天保山あたりをぶらり

2016-12-20 19:38:59 | 大阪のまちをぶらり
大阪港のダイヤモンドポイントに夕陽を見に行ったのですが、夕陽までは、時間があるので天保山あたりをぶらりとしました。地下鉄中央線の大阪港駅で降りて、海遊館の方向へ向かいます。このあたりが天保山と呼ばれている所です。対岸にはUSJが見えました。


天保山の名前の由来は、江戸時代、天保の頃に大がかりな川ざらえによってつくられた山の名前からきているそうです。江戸時代は「浪華の新名所」としてたいへん賑わったそうです。
そして、「天保山」は現在でも「日本一低い山」として存在するのです。標高4,53mで、足下には「三角点」もありました。この山は大阪人の自慢でしたが、残念なことに2014年の国土地理院の調査で、仙台市の日和山(3m)にその座を明け渡してしまいました。


大阪市には今も8ヶ所の渡船場があります。以前にブログでも紹介したことがあります。(2015.5.20「水の都大阪 渡船に乗ってみよう」)ここ天保山にも渡船場があり、対岸の桜島とを結んでいます。


車のガラスに映った、観覧車の写真を撮っていたら、ドライバーがびっくりしたように飛んできました。私のことを、駐車違反の取り締まりと間違われたみたいです。


天保山には久しぶりに来たのですが、びっくりしたことがありました。海遊館やマーケットプレースのあたりは、人が多いのはわかるのですが、天保山公園(「天保山」のある所)にも人がたくさんいるのです。そして、皆さんスマホの画面に夢中です。そうなんです、ここは「ポケモンGO」の聖地なのだそうです。その数がすごいのです。若者だけではなく、子どもからお年寄りまで、スマホを片手に、あっちこっちと動き回っていました。ちょっと異様な雰囲気でした。下の写真は、海遊館の方を写したものですか、ゾロゾロと人の行列が見えるでしょうか。海に落ちなければいいですが…。


皆さんがゾロゾロ歩いていたところには、マーメイド像があったのですが、気が付いたでしょうか?多分、画面ばかり見ているので気付かないんでしょうね。マーメイドさんは、さびしそうに海を見つめていらっしゃいました。


天保山といえば海遊館ですが、今回は入場せずに、外に展示されていたジンベエザメで我慢です。


夕陽の時刻も近づいて来たようです。岩壁に沿って歩いていると、釣りをする人がちらほらといます。老夫婦が仲良く釣りをされていました。


天保山桟橋からは、サンタマリア号が出航しています。もちろん観光船です。大阪港内をぐるっと巡るようです。
そろそろ陽も傾いてきたようです。ダイヤモンドポイントに向かいましょう。


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