はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

讃岐の旅(四国こんぴら歌舞伎大芝居)

2018-04-17 18:50:50 | 知らない街をぶらり
今回の金比羅さんの旅の一番の目的は「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を観ることでした。
歌舞伎は何度か観たことはありますが、どちらかといえば文楽の方が好きで、最近は文楽の観劇ばかりです。
「こんぴら歌舞伎」は連れ合いさんが10年ほど通っているので、興味はありましたが、金丸座は昔ながらの芝居小屋のため枡席に座らないといけないのです。足が少々不自由な私としては、正座やあぐらをかくことができないので諦めておりました。しかし、最近は席が選べるようになり、椅子席にも座れることがわかったので、今回は椅子席を取ってもらって観に行くことができたと言う訳です。


この幟を見ると芝居見学の気持ちが高まってきます。幟は駅やら商店街やらいたるところに立てられており、町をあげて歌舞伎を盛り上げているのが良くわかります。


さて、金丸座ですが天保6年(1835)に建てられた現存する日本最古の芝居小屋です。「金丸座」の名前は明治33年に付けられたそうで、昭和45年に国の重要文化財に指定されました。


今回はこの芝居小屋で歌舞伎が観たいがために、金比羅までやって来たという訳です。


歌舞伎の様子はもちろん撮影禁止ですが、内部の撮影はOKでした。昔ながらの芝居小屋です。と言っても昔のことは知らないのですが(笑)


たしかに京都の南座や大阪の松竹座よりはコンパクトで、役者との距離が近い感じです。


2階からの小屋の内部です。


天井にも様々な工夫がありました。ブドウ棚からは紙吹雪を降らしていました。


私が座ったのは2階席です。こんな椅子に座りました。


私が座ったところから見る舞台です。真横から見る感じでしたが、役者の動きがよく見えました。


四国こんぴら歌舞伎は今年で34回を迎えたそうで、今や四国路に春を告げる風物詩となっているようです。


今回、私が観たのは第二部だけでしたが、大好きな「義経千本桜」(鳥居前)もありました。「鎌倉三代記」では、中村芝翫のカッコいい芝居も見せてもらいました。「よっ、成駒屋!」


※訪問日 4月13日