はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

大阪で唯一の重要伝統的建造物群保存地区

2020-06-10 19:15:05 | 大阪のまちをぶらり
大阪で唯一の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、富田林市の寺内町(じないまち)へ行ってきました。
以前にも一度行ったことがあるのですが、その時の写真をうっかり消してしまったので、寺内町のことを書くのは初めてになります。

素敵な街並みです。ここが大阪にある古い街並みとは思えないのではないでしょうか。



大阪の人でも、この寺内町のことを知っている人は少ないと思います。



寺内町は、永禄(1558~69)初年の頃に造られたということですが、ちょうど戦国時代にできたようです。



興正寺を中心に形成された町内は南北6筋、東西7町の道路で整然と区画され、周囲は土居をめぐらした自治的都市特権を持った町だったそうです。



東高野街道も通る交通の要衝で、南河内一の商業地として発展したそうです。



富田林のシンボル(?)PLタワーがそびえます。



寺内町は重要伝統的建造物群保存地区に指定されているものの、観光地というイメージではありません。



国道を走っていて寺内町が近づいて来ても案内板が出ているわけでもありません。



保存地区の指定を受けると、地中に埋められる電柱も堂々と立っています。



この町にはたくさんの市民も暮らしています。そんなことで、あまり観光地にはなってほしくないような気がしました。



マンホールのふたです。



百合が咲いていました。



観光客もいませんが、地元の人もいませんでした。



暑い昼下がりの古い街並みでした。



お洒落な喫茶店がありましたが、休業中でした。



この道は「日本の道百選」にも選ばれています。



※訪問日 20202.6.8