はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

飛鳥の歴史を訪ねて(1)            

2020-06-30 19:35:11 | 明日香をぶらり
ブラタモリを観た友人から、飛鳥を歩きたいというリクエストがあったので、一緒に歩きました。
明日香は、歴史好きの私にとっても興味の尽きないところです。
何もない所なのですが(失礼)、それが想像力をかきたててくれるのでしょう。

まず最初に行ったのは、水落遺跡です。いつ行っても訪れる人はいません(笑)ここには当時、漏刻(水時計)がありました。といってもわからないので、具体的にイメージが湧くように資料館に行くことにしました。



飛鳥資料館の紫陽花です。



庭に置かれた石人像(レプリカ)です。石人像は1400年前の噴水でした。



この噴水(レプリカ)はブラタモリでは、ハリボテで登場していました。



館内にある石人像は実物です。当時の最先端の石材加工技術で作られたそうです。



これが水落遺跡で使われていた漏刻です。屋根のある館に設置されていたようです。



飛鳥時代の都の模型です。今は、長閑な田園風景が広がりますが、1400年前はここが日本の首都だったんですね。



キトラ古墳の壁画(白虎)も展示されています。もちろんレプリカです。飛鳥では石舞台が有名でしたが、高松塚古墳やキトラ古墳の壁画が発見されたことにより、一気に飛鳥の人気が高まったと思います。



次の目的地は、飛鳥寺です。6月2日に訪れた時は、田植えが始まろうとしていましたが、現在はこのようになっていました。



飛鳥寺は日本で一番古い寺ですが、飛鳥大仏も日本で一番古い仏像です。飛鳥寺は元興寺とも呼ばれ、奈良遷都と共に奈良に移りました。奈良時代は広大な境内を持っていた元興寺ですが、今は小さな寺院が残るのみです。飛鳥大仏の写真は友人がスマホで写したものです。



飛鳥寺のお庭の紫陽花です。



桔梗も咲いていました。



きれいな花もありました。アプリで調べたら「宝石の塔」と出ました。歴史とは関係のない話でした(笑)



飛鳥寺の門から蘇我氏の屋敷があった甘樫丘を望みます。乙巳の変で滅ぼされた蘇我入鹿の首塚も見えます。蘇我氏が滅ぶ以前の飛鳥は、蘇我氏の時代だったといってもいいでしょう。



次回は、石舞台古墳を訪れます。

※訪問日 2020.6.26