脳男
2013-02-20 | 映画
生田斗真が主演。
感情というものを持ち合わせていない、
謎の人物“脳男“を演じます。
原作は首藤瓜於の同名小説。
並はずれた知能と、
驚くべき身体能力。
体の痛みを感じず、
人間としての感情は一切ないものの
正義のためなら、
人をあやめることさえ厭わない特異な人物。
刑事の茶屋を江口洋介、
鈴木一郎を精神鑑定する医師、
鷲谷真梨子を松雪泰子。
二階堂ふみ、染谷将太、太田莉菜等が共演。
原作は、2000年の第46回江戸川乱歩賞受賞作。
数年前にこの本を読んでいて
もう映画は見なくてもいいかと思っていましたが
ストーリーの細部は忘れてしまっているのと
実写化されたらどんな映画になるのだろうという、
興味から見に行きました。
本の感想は→こちらです。
内容は忘れていても、
脳男という衝撃的なタイトルと
鈴木一郎とうい名は
今でも強い印象があります。
生田斗真はこの謎の人物を、
無表情な目で
魅力的に表現していました。
悲しく暗い過去が明らかになるにつれ
思いがけず
少し涙ぐんでしまいました。
この映画、ありえないシーン、
残虐なシーンも多くありました。
深く考えると訳がわからなくなってしまいます。
グロいシーンは薄目で見たので、
まあ大丈夫でした。
ラストのほほ笑みは謎ですが
少し人間らしい心というものが出てきたのかな?