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花ごよみ
映画、本、写真など・
醒井 地蔵川の梅花藻
2018-07-20
|
写真(花、旅行など)
澄んだ湧き水が流れる地蔵川に
浮かぶ可憐な水中花、梅花藻。
梅花藻は水温15度前後しか咲かない、
梅の花に似た小さな白い花です。
この日は水量が多く
花はあまり
水面から顔を出していませんでした。
川辺の花が美しい景観に色を添えます。
滋賀県米原市醒井
7月14日撮影
コメント (6)
金剛輪寺の紫陽花
2018-07-17
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古寺(花など)
湖東三山のひとつの金剛輪寺。
秋の「血染めのもみじ」で有名ですが
今は他の場所より遅い紫陽花が
境内を美しく彩っていました。
今回は車で本堂まで行けたので楽ちんでした。
長い参道の両側に並ぶ千体地蔵。
石段を上がると見える二天門。
二天門近くにも紫陽花。
国宝の本堂「大悲閣」周辺に咲く紫陽花。
本堂の左にそびえる三重塔。
秋になると真っ赤に色づくモミジに
覆われます。
滋賀県愛知郡愛荘町松尾
7月14日撮影
コメント (2)
あいとうマーガレットステーションのひまわり
2018-07-15
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写真(花、旅行など)
道の駅 あいとうマーガレットステーション、
ジェラートが人気の道の駅。
こちらははコスモスやラベンダーなど
季節ごとの花畑が周囲で見られます。
今はひまわりが洋風の建物を
バックに咲いていました。
7月14日撮影
滋賀県東近江市妹町
コメント (2)
真犯人 翔田 寛
2018-07-14
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本 さ、た行(作家)
真犯人
WOWOW
で上川隆也主演でドラマ化され、
9月に放映ということで読みました。
その他小泉孝太郎や内田有紀も出演。
昭和49年に起きた誘拐殺人事件の犯人を、
41年かけ真相を見いだす。
地味に見えながらも、
熱い心を感じる刑事達。
平成27年、誘拐殺人により、
犠牲になった5歳児の父親が
被害者となる事件が発生。
犯人解明のためのラストチャンス。
時効直前に再調査のため
編成された特別捜査班、
でも真相解明までには至らず。
誘拐事件は時効間際の
昭和63年に未解決事件となる。
誘拐事件の解決が平成の事件の
手がかりになるとして
当時の捜査官であった人物を尋ねる。
綿密に描かれた警察の捜査。
41年前の事件と現在の事件の関係性を探る。
41年かけて判明した真犯人。
刑事の執念が見えます。
41年目に明らかになった真実。
特別捜査班の魅力ある刑事達により
読み応えのある物語になっています。
コメント
崩れる脳を抱きしめて 知念 実希人
2018-07-08
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本 さ、た行(作家)
崩れる脳を抱きしめて
碓氷は研修医としてやってきた岬病院で
脳に爆弾を抱えた患者「ユカリ」と出会う。
数ヶ月後にはこの世から消える運命のユカリと、
過去の心の傷を抱える研修医の碓氷。
二人は徐々に互いの心が通じ合うようになる。
碓氷の屈折した心が変化していきます。
限りある残りの日を生きなければならない。
切なさとむごさを背負いながら…。
悲しみで胸が痛みます。
ストーリーは表面的には
穏やかに進行して行きますが
病魔も平行して進んで行くので、
不安感でいっぱいになります。
そんな不安を置き去りにすることはできなくても
行き着いたラストは
穏やかな終わり方になっていました。
読みやすい文章で書かれていました。
途中まではタイトルに反して、
淡い恋愛小説の本かと
思いましたが、
後半は一気にミステリー色が増し、
終盤近くになって、
まさかの二転三転する展開に
騙されてしまいました。
彼女は妄想の人物だったのか?
読んでいても頭がこんがらがってきます。
ラブストーリーと
ミステリーを楽しめました。
コメント
教場0: 刑事指導官・風間公親 長岡弘樹
2018-07-07
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本 な、は行(作家)
教場0: 刑事指導官・風間公親
教場シリーズエピソードゼロ。
教場シリーズの3作目。
6篇の連作短編集。
第一話 仮面の軌跡
日中弓は借金の肩代わりに芦沢と交際。
大企業の御曹司から見初められ別れを告げる。
しかし秘密を暴露すると芦沢に言われ…。
第二話 三枚の画廊の絵
画廊を営む向坂善紀。
離婚のため息子匠吾の親権を手放す。
芸術的センスがある匠吾。
芸大進学を希望するが…。
第三話 ブロンズの墓穴
学校でのいじめのため
登校拒否になった小学三年生の研人。
いじめを認めない担任の諸田伸枝。
研人の母佐柄のとった行動は。
第四話 第四の終章
隣室の女優筧麻由佳に惹かれた佐久田。
麻由佳の部屋で俳優の元木伊知朗が自殺を図る。
佐久田に助けを求める麻由佳。
第五話 指輪のレクイエム
五十歳の仁谷は認知症の症状が進む
七十歳の妻、清香の介護に疲れていた。
覚悟はしていたが症状は予想よりも早く進む。
切ない物語。
第六話 毒のある骸
法医学教授の椎垣は、
遺体を司法解剖する際、
大けがを助教の宇部に負わせてしまう。
公になると、消えてしまう昇進。
警察学校の教官となる前の風間。
現役刑事で新人刑事を鍛える風間。
今回は指導役。
警察学校が舞台の教場と比較して、
陰湿さは軽減。
まず犯人が殺人事件を起こし、
次に風間のヒントによって
新人刑事が自ら解決という、
アリバイ崩し、倒叙ミステリーです。
各回に違う新人刑事が登場します。
短編なので読みやすかったです。
コメント
たゆたえども沈まず 原田 マハ
2018-07-05
|
本 な、は行(作家)
たゆたえども沈まず
ヨーロッパの各地で起こった
印象派という
いままでの絵とは違う光の溢れる絵、
そんな絵が受けいられるようになった時代。
日本美術に反応を示したのは、
マネ、モネ、ドガ、ピサロ、
ルノワールなど革命的な印象派の画家達。
ゴッホの作品にも、
多大な影響をもたらした浮世絵。
日本美術へあこがれ
浮世絵に傾倒したゴッホが
代金代わりに描いた、
タンギー親父の肖像画
名作「タンギー爺さん」には
浮世絵画家、英泉の色面、
構図などが生かされています。
ゴッホの応援者であり、
浮世絵を広めた、パリ在住の画商、林忠正、
専務の加納重吉、
彼らとゴッホ、ゴッホの弟の
テオを主軸に描いた作品。
弟の画商、テオは、
ゴッホを認めない世界が
くやしかった。
テオの苦悩、熱意、
テオがどれだけ
孤独な画家、ゴッホを支えたかが
悲しいほど伝わってきます。
いつか必ず世に出るようにしてみせると…
また天才画家ゴッホの
壮絶な人生が読み取れます。
以前行った
ゴッホ展
がこの本を読んで甦ってきました。
ヒマワリ、糸杉や星月夜など
ゴッホの作品が目に浮かんできます。
コメント (2)
騙し絵の牙 塩田武士
2018-07-04
|
本 さ、た行(作家)
騙し絵の牙
主人公が編集者という
生き方を選んだ理由。
テーマは出版業界の内情、
小説を愛する男の葛藤などがテーマ。
主人公の速水は大泉洋を
イメージに書かれた小説。
舞台は出版社。
大泉洋の写真が度々出てくるので
どうしても大泉洋の演じる姿が
目に浮かんでくるという仕掛け。
本が売れなくなった昨今、
出版社の生き残りのため
編集者、速水がプライドをかけ
廃刊を阻止するため奔走する。
速水は魅力のある人物、
でも失った家族
なくした命への後悔、
家庭崩壊などは
大泉洋の持つイメージとは
少し異なる感じです。
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