花ごよみ

映画、本、写真など・

京都御苑の桜と桃の花&平野神社の桜

2015-03-31 | 神社、神宮
御苑の旧近衛邸跡の枝垂桜。


御苑は敷地が広大なので結構疲れます。
でも見事な桜を見れば
その美しさに疲れも吹っ飛びます。
華やかな春の花景色に癒されました。
















桃林では桃の花が満開。
桜と桃の花を同時に見ることが出来
ラッキーでした。
大阪城でも今はどちらも咲いているのかな。










白木蓮も満開。

京都市上京区京都御苑

平野神社


平野神社は
京都の中でも名高い桜の名所で
まだ少し早めだったのに、
それでも人がいっぱい。
満開の時の人出と
桜の美しさが想像できます














陽光
濃いピンクの桜です。
花も少し大き目。

京都府京都市北区平野宮本町


3月28日撮影




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京都の一本桜巡り 妙覚寺&水火天満宮&大報恩寺の桜

2015-03-30 | 古寺(花など)
妙覚寺

織田信長の上洛時の宿舎とされたこのお寺
千利休による茶会も催さたということです。
日蓮宗京都十六本山の一つ。


妙覚寺大門は、豊臣秀吉が建設した
聚楽第の裏門の遺構です。
門前にはピンクの美しい
枝垂れ桜が咲いています。




京都市上京区新町鞍馬口下る清蔵口町


水火天満宮

水難火難避けの神。

枝振りが見事な
薄紅色の枝垂れ桜が境内に
覆い被さるように咲いていました。










京都市上京区堀川通上御霊前上ル扇町


大報恩寺(千本釈迦堂)
おかめ物語や大根炊きで有名なお寺です。
霊宝殿には快慶作の十大弟子立像、
定慶作の六観音菩薩像等
素晴らしい仏像がいっぱい。
見応えがあります。

阿亀桜(おかめざくら)と呼ばれる見事な枝垂桜。
訪れたときは六分位かな。
こちらの阿亀桜(おかめざくら)は愛称で
長徳寺のおかめ桜とは別種です。

手作り市も開催されていました。














可愛い乙女椿

京都市上京区溝前町

3月28日撮影






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京都の一本桜巡り 本満寺&長徳寺の桜

2015-03-29 | 古寺(花など)
本満寺の枝垂れ桜


出町柳から少しだけ北あるお寺です。
住宅街にあります。

こちらの境内で美しい枝垂れ桜を
見ることができました。
枝振りも見事です。

青空と枝垂れ桜、
圧倒される華やかさです。














京都市上京区寺町通今出川上る2丁目鶴山町

長徳寺のおかめ桜

出町柳駅のすぐ近くにある長徳寺。
萩の名所の常林寺の隣にあります
お寺の門の外に咲く
濃いピンク色のおかめ桜。
明るい春を感じる美しさです。







京都市左京区田中下柳町


鴨川の風景

雪柳が満開。




水温む季節


3月28日撮影





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フォルトゥナの瞳 百田尚樹

2015-03-28 | 本 な、は行(作家)

フォルトゥナの瞳

他人の未来の死が、
見えてしまう瞳を持つ主人公。

彼に課せられた運命は
あまりにも残酷。
見知らぬ人の運命を変えると、
自分の体に負担がかかってしまう。

見えなければ気にならないのに…
心優しい主人公は
見て見ぬふりなんて出来ない。

大事故を予見してしまってからは、
深い苦悩から抜け出せない。

主人公の心の揺れが切ないです。

素朴で純真な彼にとって
選択肢は限られています。

結末を知りたい気持ちを
グッと我慢して読みました。
なんとかいい方向に
向かって欲しいと願いながら…
読み進めていくのが怖かったです。

最後のエピローグにはびっくり。
この物語の救いなのか、
それとも彼女は弱くてずるい女なのか…
虚しさが後々まで
残ってしまう物語でした。




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掟上今日子の備忘録  西尾維新

2015-03-28 | 本 な、は行(作家)

掟上今日子の備忘録

第一話 初めまして、今日子さん
第二話 紹介します、今日子さん
第三話 お暇ですか、今日子さん
第四話 失礼します、今日子さん
第五話 さようなら、今日子さん

寝ると記憶がリセットされてしまう、
忘却探偵、今日子さん。

依頼人である隠館厄介くんは
いつも事件に出会ってしまい、
疑いの目でみられてしまう不運な青年。

彼は密かに今日子さんに
好意をもっています。

二人の組み合わせが
事件を解決します。
厄介くんが巻き込まれてしまった
四つの事件から成る短編連作です。

今日子さんも厄介くんも、
嫌みのないキャラクターで
魅力があります。

割と暗さを感じない、
からっとした探偵物。

一日で解決に導く今日子さん
謎解きも面白く読めます。

今日子さんが寝る前に
事件を解決する必要があるのです。

隠館厄介くんは
今日子さんに会うたび自己紹介します。
いつも最初は自己紹介というのも
結構切なさがありますが…
二人の関係の進展が気になります。

読んでいてこちらの気分も
リセットされます。
一日で全ての記憶が
なくなってしまうという設定は
物語にスピード感を持たせます。
読みやすい小説でした。







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観心寺の梅と河津桜

2015-03-25 | 関西花の寺
楠木正成像


観心寺は楠木氏の菩提寺で、
楠木正成そして
南朝ゆかりの寺としても知られています。
後村上天皇の行在所にもなったということです。

このお寺は金剛山の麓にあって
新西国三十三箇所客番
関西花の寺二十五霊場25番のお寺です。


国宝の金堂



観心寺では大阪の他の所とは少し遅れて
梅が丁度見頃になっていました。
春を呼ぶ優しい陽差しの中
境内には梅の芳しい香りが漂っていました。


























サンシュユ
春を彩る花木です。


観心寺では河津桜も満開!!




ほんのり紅をさした河津桜の花びら。


3月22日撮影

大阪府河内長野市寺元



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満開の賀名生(あのう)梅林

2015-03-23 | 写真(花、旅行など)

山の斜面を覆うように梅が咲く賀名生梅林。
その本数、2万本、
口の千本、一目万本、
西の千本、東雲千本、見返り千本、
奥の千本などビューポイントがあって
変化のある景観を楽しむことができます。

白やピンクの梅の花で覆われた山肌が
淡いピンクの雲海のように見えます。

最初ここは「穴生(あなう)」と
呼ばれていましたが
足利尊氏が南朝に帰順し
北朝が否定されたので後村上天皇は
「願いが叶って目出度い」と「加名生」と
しかし「加名生」は畏れ多いと
「賀名生」に改められました。
そして明治の初めに呼び方を「あのう」に
したということです。
名前の経過、ややこしいです。












サンシュユの黄色が加わって
風景に華やかさが増します。


トサミズキ








ミツマタ






一目万本




南朝の行在所だったといわれる
賀名生皇居跡


敬翁桜もたくさん咲いていました。


麓に咲いていた敬翁桜。
こんなに多くの敬翁桜、
初めて見ました。

奈良県五條市西吉野町北曽木

3月22日撮影



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四天王寺&一心寺

2015-03-22 | 古寺(花など)
四天王寺本坊庭園

お彼岸ということで四天王寺と
一心寺にお詣りしてきました。

四天王寺本坊庭園にも行き
季節の花々を撮ってきました。


色々な色合いの
クリスマスローズが咲いていました。








ルネッサンス様式の西洋建築「八角亭」
登録有形文化財に指定されています。


馬酔木


枝垂れ柳の花


木瓜の花


ピンクに色づいてきた桜の蕾


雪柳


寒桜


日向ミヅキかな?


もうツツジ!!


六時礼讃堂と石舞台


四天王寺五重塔


 一心寺

近代的な一心寺の山門と仁王
大坂の陣400年ののぼりが
はためいています。


大坂冬の陣・大坂夏の陣では
徳川家康の陣が
この寺に置かれたということです。

3月21日撮影

大阪市天王寺区



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豆の上で眠る   湊かなえ

2015-03-21 | 本 ま、や行(作家)

豆の上で眠る

小学3年生の姉が誘拐され、
そして行方不明。

2年後に帰って来た姉は
本物なのか?

妹である結衣子は、
違和感から抜け出せない。
そんな疑問を抱き続けているのは
自分だけなのか?
まとわりついた疑念から
解放されない状態が続く。


姉がいなくなった時点で、
妹の結衣子は小学1年生。
2年間会っていなくても、
本物かどうかは分かるでしょう。

同じく祖母も両親も…
なんか不思議な気がします。

真実を明かさない理由は?
なぜ痩せていたのか?
疑問が残りました。

物語は過去の回想、現在と
交互に進行していきます。

母親の姉を探し出すための、
病的かと思えるほどの行為。
事細かな描写は引きこまれます。

姉も妹も家族も心の不協和音を
持ち続けたままでは苦しいだろうな。

「本ものって、何ですか」
本ものは結衣子にとっては
幻想でしかなかった。
家族の絆ってなんなのでしょう。
すっきりしない気持ちは残ります。





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風に立つライオン

2015-03-20 | 映画
さだまさしの楽曲「風に立つライオン」を
さだ自身が小説化したのを原作に映画化。

内戦のケニアで医療ボランティアとして
戦争によって傷ついた人達の
治療に当たる医師。

実在の医師がモデルになっているそうです。
大沢たかおが主人公の医師、
島田航一郎を演じます。

真木よう子、石原さとみが共演。



監督はなんと三池崇史。

昔、NHKで放映されていた
帚木蓬生原作「アフリカの蹄」
このドラマの時も、
主演の大沢たかおは
アフリカに留学した医師でした。
JIN-仁-もそうですが、
大沢たかお、
やっぱり医者がよく似合います。



深い心の傷も体の負傷も治療する
医師のまっすぐな姿勢に感動しました。

過酷な環境のケニアでの医療。
「がんばれー」とは、
困難に立ち向かって行くための
自分自身に対してのエール。

目を背けたい
つらいシーンもありましたが
子供たちのほほえむ顔が心に残ります。

悲しみの向こうに光の感触が…
ラストは涙でした。







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