花ごよみ

映画、本、写真など・

勧修寺の蓮

2012-07-30 | 古寺(花など)


門前には蓮鉢が置かれていました。




宸殿前の緑が美しい!!




池面に浮く睡蓮


一休みする鴨


蓮が池を埋めています。


氷室池の鯉


こちらの蓮は、
濃いピンクで花弁の多い蓮です。




手前は藤の実


春の桜、杜若 菖蒲、
秋の紅葉、
そして今の季節は睡蓮と蓮の花
四季それぞれ美しい花景色に
出会えるお寺です。

京都市山科区勧修寺仁王堂町

7月29日撮影






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ツナグ  辻村 深月

2012-07-27 | 本 さ、た行(作家)

ツナグ

亡くなってしまった人間に、
「ツナグ」という、
少年を使者として、
たった一度、
一人だけに会うことができる。

「アイドルの心得」
「長男の心得」
「親友の心得」
「待ち人の心得」
「使者の心得」
4つの連作短編になっていて、
5話の「使者の心得」で、
締めくくっています。

使者はまず依頼人の希望する人に確認、
そして亡くなった人の承諾を得て、
依頼人に会わせる。

会いたい人はそれぞれ、アイドル、
ガンで亡くなった母、
喧嘩別れした友
7年前に失踪した婚約者。

ほんのりとした優しさを感じる
ストーリーの中にあって
「親友の心得」だけは
一瞬の悪意と、
重く深い後悔を描いた
他の短編とは少し、
異なった性質の物語でした。

7年前に失踪した恋人を待つ
「待ち人の心得」は、
心が揺さぶられて涙腺決壊。
本を読んでの涙ボロボロは
最近では珍しい出来事。
涙がじわっと来るというのは
結構よくありますが…

主人公である使者「ツナグ」、
本当の名は歩美という人物は、
優しく、魅力のある高校生です。

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天神祭の花火

2012-07-26 | 写真(花、旅行など)
周りに高いビルが建築されてきて
だんだん見えにくくなってきました。
ズームを最大にして撮りましたが
なんといってもコンデジなので…


花火が始まる前、
太陽が沈む前の景色。

真っ赤な夕日を
撮ったつもりだったんですが、
残念ながら写っていませんでした。






















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ヒトリシズカ 誉田 哲也

2012-07-25 | 本 な、は行(作家)


ヒトリシズカ (双葉文庫)

「ジウ」「ストロベリーナイト」の、
誉田 哲也 の連作警察小説。

全く違う5つの事件が発生。
その5つの事件、
全てに現れる幻のような、
シズカという少女の影。
彼女の幻影が5つの短編を繋ぎます。

5つの短編に見え隠れする
一人の謎めいた少女、伊東静加。
この少女の目的とは?

警察は事件の謎に、
辿り着くことができるのか?

「闇一重(やみひとえ)」
「蛍蜘蛛(ほたるぐも)」
「腐屍蝶(ふしちょう)」
「罪時雨(つみしぐれ)」
「死舞盃(しまいさかずき)」
「独静加(ひとりしずか)」
これらのタイトルの短編からなる連作小説。

5編の短編がつながっていき、
最終章「独静加(ひとりしずか)」で、
恐るべき少女の、
またもう一つの意外な素顔と謎が
明らかにされます。

静加に対しての心理描写が少ないので
静加のあやうい存在感が余計に増し、
ミステリアスさが高まります。

今秋、WOWOWの「連続ドラマW」枠で、
ドラマ化されることを知りました。
哀しくて凶悪な少女、静加を、
誰がを演じるのか、
ドラマの配役、気になります。




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三室戸寺の蓮

2012-07-22 | 古寺(花など)

宇治にある古刹、三室戸寺、
西国三十三箇所第10番札所になっています。
桜、ツツジ、紫陽花、蓮など
花の名所として親しまれているお寺です。

今の季節は蓮の花が
境内を彩っています。

平等院の後、訪れました。
ここ三室戸寺と平等院とは
近い距離にあります。


訪れる人もまばらで
静かな雰囲気が戻ってきました。


紫陽花もきれいに剪定されていて
グリーン一色になった庭園。
こんもりとした一角は躑躅の木です。
まるで茶畑みたいです。














萩がもう咲き始めていました。

京都府宇治市莵道滋賀谷


7月21日撮影


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平等院

2012-07-21 | 古寺(花など)

もとは藤原道長の別荘、
これを譲り受けた
息子の関白藤原頼通が寺院としたもの。

極楽浄土をこの世にとの願いを
込めて造営されたもので
藤原氏の栄華を今に伝えています。
世界遺産にも登録されています。

鳳凰堂内には仏師定朝作の本尊、
阿弥陀如来坐像が安置され、
躍動感を感じる雲中供養菩薩像たちが、
雲の上で音楽を奏でています

9月から鳳凰堂を修理するため、
内部拝観は停止、工事に伴い、
約1年半工事用の屋根が設けられます。
それなら今のうちに、
ということで行ってきました。

国宝を展示している、
平等院ミュージアム鳳翔館は、
通常通り開館ということです。










鳳凰堂は美しい左右対称の建造物で
10円硬貨の表の絵柄になっています。




平等院蓮は純白の大輪の花が美しい蓮です。
平成11年の阿字池の発掘調査で、
江戸時代後期の地層から出土した
一粒の蓮の種を発芽させたものです。
約20鉢あって阿字池周辺に飾れています。

以下の純白の蓮は平等院蓮です。








阿字池の一角に睡蓮が咲いていました。



京都府宇治市宇治蓮華








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猪名川不動尊

2012-07-20 | 写真(花、旅行など)

大野山アルプスランドの帰りに、
猪名川不動尊に立ち寄りました。


金剛の滝、通称不動の滝
パワースポットとガイドマップに
書かれていますが、
ちょっと寂れた雰囲気。






この辺りでは本尊の不動尊の他にも、
たくさんの石仏が祀られいました。


二宮尊徳も


鎌倉という地名は、
鎌倉時代、執権北条時頼が、
この地に住んだという伝説から、
きていると書かれています。



滝に行くまでに遭遇した
巨大な変電所。

送電線が成す複雑な線の交差が
芸術的!!

兵庫県猪名川町鎌倉


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ぱいかじ南海作戦

2012-07-19 | 映画

椎名誠の同名小説の映画化。
監督は 細川徹。

主演は阿部サダヲ。
共演は永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希…

は既に読んでいて、
ストーリーももう分かっているし
映画はどうしようかなと
思っていましたが…
見てきました。

離婚とリストラが同時にきて、
失意のまま南の島を訪れた、
カメラマン、佐々木(阿部サダヲ )。

そこで生活する4人組ホームレス風の、
キャンプ生活者と知り合い、
終点の先のパラダイスだと浮かれていたが
酒盛りの後、4人組は姿を消し、
佐々木は全財産と荷物を奪われてしまう。

途方に暮れる中、
オッコチという青年が島にやってくる。

次にやって来たのはアパとキミという名の
関西弁の女の子の二人連れ。

佐々木(阿部サダヲ )+オッコチ、アパ、キミの
共同生活。
4人での楽しくて、
おかしなサバイバル生活。

オッコチを永山絢斗
アパを貫地谷しほり
キミを 佐々木希 が演じます。


女性陣の変な関西弁も、
この映画の場合は
おもしろく可愛かったです。

永山絢斗のオッコチくんも、
純で素直な感じがよく出ていました。



佐々木の荷物と、
お金を奪ったホームレス4人組は
ユーモラスな不気味さが漂っていました。

西表島で全編ロケをしたということです。
青空ときれいな海と、
砂浜の美しい景色。
自給自足の食べ物が、
とてもおいしそう。
この感覚は本では味わえません。

のどかな心地よさが残る映画でした。
笑いのとぎれない、
楽しい時間を過ごしました。









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舟を編む 三浦 しをん

2012-07-18 | 本 ま、や行(作家)

舟を編む

主人公は玄武書房に勤める、
馬締光也ことまじめさん。

在籍していた営業部では、
変人と見られていたが、
新たな辞書『大渡海』を編集することとなり、
メンバーとして編集部に。

馬締はこの部署で辞書作りに没頭する。

多くの問題を乗り越え15年という歳月の末、
チームワークの結晶である『大渡海』の完成へと。

5つの章から構成されていて
それぞれ異なった人物の「大渡海」に対する
心の動きを描いている。
辞書編集に関係した人々の物語。

登場人物もそれぞれ、
自分に適した範囲内で
仕事に情熱を注いで行きます。

辞書を作るといくことの不安と希望、
そして多大な困難さ。

単語の選択基準、語釈、作例の文章、頁数、
紙質、単語の抜け落ち。
日々変化する言葉。

地味な仕事ながら、
限りのない労苦を伴う作業です。

辞書はこういうプロセスを経て、
作られたているのかと思うと
本当に大変そう!!

言葉がなければ何も始まらない
言葉の危うさ、言葉の大切さ、
言葉に対しての愛がいっぱい。

舟とは豊穣なる言葉の、
広くて深い大海をゆく舟、
編むとは、辞書の編纂。
多くの人が安心して、
長く乗ることができるいい舟を作りたい。
その思いで名付けられた『大渡海』という辞書。

これから国語辞典を手にすると
まじめさんのことを思い出すかも…

裏切りや傷つけあいなどが
全くないほのぼのとした物語、
こんな作品もまたいいものです。




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大野山アルプスランドの紫陽花

2012-07-17 | 写真(花、旅行など)

1万5千株のアジサイが、
群生する大野アルプスランド。


山頂付近には、
猪名川天文台があって
プラネタリウムを見ることができます。
こちらは猪名川渓谷県立自然公園に
指定されています。


紫陽花に埋め尽くされた風景。




大野アルプスランド内には、
キャンプ場もあります。








ほとんどはブルー系の紫陽花で
占められていますが、
一部分だけ白い紫陽花が咲いていました。




標高753mある大野山。
阪神地区で最も標高の高い山の山頂です。
涼しい風が吹いていました


山頂付近まで車で行けます。


大野山では巨石めぐりも出来ます。
これは腰掛岩


花立岩、
まだまだこれ以外に、
十数個の巨石を
巡ることが出来ます。


兵庫県猪名川町柏原字尾野ヶ嶽
 

7月15日撮影



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