劇団ひとりの原作を映画化。
キャストは岡田准一(シンヤ)
宮崎あおい(鳴子・寿子)
伊藤淳史(雷太)
平山あや(みゃーこ)
緒川たまき(ジュピター)
塚本高史(ゆうすけ)
西田敏行 (モーゼ)
本の内容、記憶が薄れていましたが、
映画を観ているうちに
徐々に思い出してきました。
原作は連作になっていますが、
映画では岡田准一(シンヤ)を中心軸として
宮崎あおい(寿子)、西田敏行(モーゼ)、
三浦友和(リュウタロウ)達が
複雑に交差して物語が進行していきます。
東京の片隅、日陰で生きる、
不器用な人達。
借金、ギャンブル依存症の
ダメ人間岡田准一(シンヤ)。
その父親でホームレスにあこがれる、
エリ-トサラリーマンの
三浦友和(リュウタロウ)。
リュウタロウとシンヤの
ねじれを生じた親子関係。
塚本高史(ゆうすけ)の、
平山あや(みゃーこ)に捧げる
優しい、ピュアな心に涙。
岡田准一(シンヤ)と、
年老いた緒川たまき(ジュピター)の
亡くなった子供に対しての母心。
彼女の最期の手紙に涙、涙。
西田敏行(モーゼ)と
寿子の切ない出会いに涙。
忘れてしまっている、
どこかに置き去りにしてしまいそうな
小さな小さな幸せ。
ひとりで生きているつもりでも
知らず知らず誰かのために生きている。
傷ついた心の修復は、
いつかきっとかなうはず。
魅力たっぷりの俳優陣の
演技力でしょうか?
こんなに泣けるなんて
思ってもいませんでした。
想定外です。