花ごよみ

映画、本、写真など・

本薬師寺跡のホテイアオイ

2013-08-31 | 古寺(花など)

休耕田を利用して植えられた
ホテイアオイ
今見頃を迎えています。

毎年のように訪れていますが
この美しい景色は
何度見ても感動ものです。


一面に咲く薄紫のホテイアオイ。










背景は大和三山の一つの、
畝傍山。


少しですが蓮の花もまだ咲いていて
ホテイアオイとのコラボを
見ることができました。









奈良県橿原市城殿町地内
本薬師寺跡周辺

8月31日





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ロスジェネの逆襲  池井戸潤

2013-08-30 | 本 あ行(作家)

ロスジェネの逆襲

ロスジェネ世代とは、
ロストジェネレーション。
バブル崩壊後の
就職氷河期の世代のこと。

バブル組の半沢直樹の
ロスジェネ世代の部下へのメッセージ、
働く意味を問います。


図書館で予約後、
借りてきた本を開くと
半沢直樹の話でした。
「ロスジェネの逆襲」
このタイトルだけでは
本の中身は想像できないです。

ドラマ化のことは知らず買っていた
前作「オレたち花のバブル組」。
これはいつか読もうと、
保留していたんですが、
ドラマが始まってしまったので
結局読んでいません。


今回、半沢直樹の出向先は証券会社。
内容は企業買収を巡ってのお話。
出向元の銀行とのバトル。
おなじみのやられたら倍返しの
言葉もありました。

ロスジェネ世代の
半沢の部下の森山の、
成長が書かれています。
もちろん半沢直樹の
活躍も…

森山の友人でもある瀬名も
格好いい企業家でした。
うまくいって欲しいと願いながら
読んでいました。
ラストは爽快、
読後感はよかったです。





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デュランタが咲いています

2013-08-28 | 家の植物たち

いちばん元気なのは
紫のデュランタ。
行儀悪く四方八方に伸びる枝、
その枝先に小さな紫色の花を
たくさんつけます。


白い花をつけるデュランタ、
もう花は終わったと思っていたのに
また咲き出しました。


優しい色合いの、
薄紫のデュランタです。



ハンカチの花(コンロンカ)
春にたくさん咲いた花ですが
夏になってもまだ咲いています。
白の萼はかなり小さくなりましたが…


野ボタン
一度消滅しましたが
枯れたような木から
また復活しました。








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春を背負って  笹本 稜平

2013-08-27 | 本 さ、た行(作家)

春を背負って
『春を背負って、花泥棒、野晒し、
小屋仕舞い、疑似好天、荷揚げ日和』
これら6編の連作短編集。
山岳小説です。

父の亡き後、脱サラをして、
山小屋を継いだ亨。

その父の友人で、
ホームレスのゴロさん。

山にきて生きる希望を、
なんとか見いだした美由紀。

美しく厳しい、
山の自然の中、
亨、ゴロさん、美由紀、
この3人が登山者達と出会い、
心のふれあいを経て
お互いに心の傷を癒し再生を得る。


話がうまく行き過ぎな感も
なきにしもあらずですが
懸命な生き様と、
温かい人情に心が和らぎます。

6つの短編の中では、
下界では夫が危篤なのに
雪山に閉じ込められてしまい、
下山がままならない『擬似好天』が
印象に残りました。
夫妻の絆と切なさに
じんときました。








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スター・トレック イントゥ・ダークネス

2013-08-25 | 映画
監督はJ・J・エイブラムス

キャプテン・カーク(クリス・パイン)と
副長スポック(ザカリー・クイント)の
信頼関係。



カーク、スポック、ドクターマッコイ、
それぞれの活躍がうれしい。

冷徹な悪役の、ジョン・ハリソン演じる
ベネディクト・カンバーバッチは
存在感たっぷり。

宇宙艦隊の士官ジョン・ハリソン、
彼は何をしようとしているのか?

次々と襲いかかる地球の危機と
エンタープライズ号の危機。

追いつめられるカーク。
愛と友情、犠牲と復讐が
ストーリーに重みを加算。



以前見た旧作の、
テレビシリーズに出ていた
クルー達と比較しながら見ていました。
カトウが出てこないかなと思いながら
見ていましたが…
中華系の俳優がカトウの
役柄だったのかな?

宇宙の映像もきれいでした。
迫力あるSFアクション
スピード感いっぱいの展開。
爆破されたはずの母船が、
地上に落下する映像は
迫力がありました。

宇宙船から宇宙船へと
飛び移るシーンは
宇宙ではよくあるシーンで
既視感たっぷり。

2Dで見ましたが3Dで見た方が
よかったかなと後悔。









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ガラスの絵

2013-08-22 | 水彩画



↑クリックで拡大できます

連日の暑さにうんざり
今日のお昼も37℃。
猛烈な暑さでした。

涼しげなガラス容器の絵を
ひとつアップします。






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マン・オブ・スティール

2013-08-21 | 映画

クリストファー・ノーラン脚本、製作、
ザック・スナイダー監督によって、
新たに制作された「スーパーマン」、
誕生からスーパーマンになるまでを描いています。

スーパーマン、クラーク・ケントには、
ヘンリー・カビル。
生みの親にはラッセル・クロウ
育ての親にケビン・コスナー、
育ての母親にはダイアン・レイン。
ヒロイン、ロイス・レーンには
エイミー・アダムス。

惑星クリプトンが滅びる前に、
クラークの実の父親は、
生まれたばかりの赤ん坊を
宇宙船に載せて地球へと送り出す。

桃から生まれた桃太郎みたいに
地球にやって来ます。

その後、育ての父(ケヴィン・コスナー)と
母(ダイアン・レイン)によって
大切に育てられ成長する。

二組の両親の愛を受けて、
成長するクラーク。
特に育ての母親ダイアン・レインと
父親のケビン・コスナーの
深い愛が彼を支えます。

過酷な運命を背負い
悩み苦しみながら
クラークはスーパーマンとして、
生きていこうと決意を固くする。



3Dで見る、クリプトン星の、
生き残りの将軍との、
地球存亡をかけた空中戦、
超高速アクションシーンは凄いの一言!!
目が回るほどです。



戦いによって、突き抜けられ、
破壊された多数の高層ビル群
大変なことになってしまっていました。
もったいない!!
もっと広大な草原とか山上とかで、
戦ったらいいのに…
この後の復旧、どうしたんだろうと
悩んでしまいます。

試写会で一足お先に見てきました。



8月30日ロードショー公開




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愛に乱暴  吉田 修一

2013-08-20 | 本 ま、や行(作家)

愛に乱暴

この本の主人公である桃子、
不実な夫に対して、
彼女は本当に愛を持っていたのか?
それとも無意識に、
自分の過去を正当化したくて
単に夫に執着していただけなのか?

主人公、夫、義母…
登場人物全て
共感できる人物がいない。

不倫中の女性の日記、
彼女の普段の生活、
不倫をされている妻の日記、
というパターンで
進められて行きますが
読んでいる途中で、
なにか誤った方向に
進行しているんではないかと
気持ち悪さを感じてしまいます。

桃子が女と会う前日の、
わくわくして浮かれている様子など
まるで女性作家なのかと
思ってしまうほどのリアリティー。
揺れ動く桃子の心の闇の、
描き方が上手いです。

床下の穴とかチェインソーとか
理解不能な妻の行動、
何かが起こりそうな不安感、
緊張感も…

やったことはやり返される、
奪った夫をまた奪われるにしても
それほどの価値のない夫のために
異常をきたすほどの
危うい精神状態に
陥ってしまうなんて…
すっきりしない読後感。






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いちばん長い夜に 乃南 アサ

2013-08-17 | 本 な、は行(作家)


いちばん長い夜に

「いつか陽のあたる場所」
「すれ違う背中を」と続く
シリーズの第三作目。
この本はシリーズの完結編。

「いつか陽のあたる場所」を読み
次にTVドラマを見て、
この本に至ります。

作者自身、取材中に、
震災に出会い
その実体験に基づいての描写ということで
驚きました。

ドラマは見ていましたが
ドラマの結末とは違い
今回は意外な展開になっていました。

芭子や綾香の生き方にも
大きな影響を残した震災。
このストーリーの展開もまたいいです。

いくら後悔しても、
もう取り返しのつかないことを
してしまった綾香。

この本の中で綾香の心の内も
かいま見ることができ、
読み終えてからも、
印象に残る小説でした。

この先、多くの困難が、
二人に押し寄せてくることが想像できても、
罪の深さに違いがあっても、
それでもそれぞれが、
前進していくという方向性は、
前作とは変わっていなかったです。

二人が離れていても、
心は寄り添っていることが
分かりほっとしました。

やりきれなさや切なさからは
逃れることができなくても、
これからの二人の行く先に
明るい灯がともっていることを
望みたいです。



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久多の北山友禅菊

2013-08-15 | 写真(花、旅行など)

京都北山の静かな山里
久多の休耕田に咲く美しい友禅菊。
薄紫に彩られた山里の花景色です。

澄んだ小川が流れる
日本の原風景がありました。
ここは京都市なんです。














京都市左京区久多

8月14日






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