リバース
ゼミの仲間達との旅行中に、
交通事故によって亡くなってしまった友人。
「唯一の闇を、告白する時がきた。」と帯に。
本を読み始めるとその闇がすぐに示されます。
ある日告発文を受け取った深瀬。
それは事故当時一緒にいた
仲間達にも届いていた。
事務機会社勤務のあまり目立たない
平凡なサラリーマンの主人公深瀬。
深瀬は事故で亡くなった広沢について
もっと深く知りたいと願い
ゼミ仲間を一人ずつ訪ねて行く。
そして久しぶりに皆が集合することになる。
自分の心の中に秘めていた
学生時代の出来事。
その事件を分かち合うゼミ仲間達。
事件の真相を明るみに
出そうとしているのは誰か?
不安定な自分、他の人とは異なる自分、
間違ったことはしていないはずの自分。
広瀬のことを一番の友達と思っていたのは
単なる独りよがりだったのか?
物語は一応予測範囲の展開で終了。
…かと思ったら、最後はええっ!!でした。
遣りきれないラストになってしまいました。