ぱいかじ南海作戦 (新潮文庫)
阿部サダヲ主演で
映画化ということに興味を
持って原作を読んでみました。
離婚と失業を同時に迎えることになった中年男。
ぱいかじ(沖縄の方言で南の風)が吹く
のどかな南の島が舞台。
この島にやって来た3人の若者との、
結構楽しい共同生活を、
佐々木という主人公が、
おれという一人称で語っていきます。
最初は先住の5人組と生活をしていましたが
宴会の後、5人組は消えてしいます。
そしておれの全財産と荷物も消滅。
なんと彼らは盗賊団でした。
その後1人になってしまうが、
しばらくして島にやってきたのは3人の若者。
失業した男と2人の大阪のギャル2人、
オッコチ君と、関西弁の女の子、
アパとキミとの生活が始まります。
この3人若者たちは、
それぞれが各自の才能、役割を発揮して、
おれと共に力を合わせて
海浜生活を進めて行きます。
まさにサバイバル、
イノシシ、ヘビ、海の生物等を捕って、
生き延びる自由で愉快な
狩猟キャンプ生活。
ラストはおいおいそこで終わるの?
という終わり方。
これでいいのでしょうか。
この南海作戦は完結しませんでした。