2012年8月31日 (金)
岩国市 会 員 吉岡 賢一
広島、長崎の平和式典や終戦記念日追悼式など、お線香の香りの絶えない日が続く8月。そんな行事に挟まれるように、39年前に74歳の生涯を閉じた父の祥月命日がある。
帝国海軍軍人であったことを誇りに生きた父も、昭和48年の歴史に刻まれた猛暑酷暑には耐えられなかったのか、短い患いであっけなく逝ってしまった。あの夏の再来を思わせる連日の猛暑を無事乗り切り、せめて寿命だけでも父と肩を並べられる日を迎えたい。
8月は鎮魂の月。風鈴を揺らす風とともに心静かに手を合わす。秋はすぐそこに。
(2012.08.31 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩國エッセイサロンより転載
岩国市 会 員 吉岡 賢一
広島、長崎の平和式典や終戦記念日追悼式など、お線香の香りの絶えない日が続く8月。そんな行事に挟まれるように、39年前に74歳の生涯を閉じた父の祥月命日がある。
帝国海軍軍人であったことを誇りに生きた父も、昭和48年の歴史に刻まれた猛暑酷暑には耐えられなかったのか、短い患いであっけなく逝ってしまった。あの夏の再来を思わせる連日の猛暑を無事乗り切り、せめて寿命だけでも父と肩を並べられる日を迎えたい。
8月は鎮魂の月。風鈴を揺らす風とともに心静かに手を合わす。秋はすぐそこに。
(2012.08.31 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩國エッセイサロンより転載