2012年9月13日 (木)
岩国市 会 員 中村 美奈恵
息子が大分県の大学に進学してから大分がぐんと身近になった。先日も大学の保護者懇談会があり訪れた。新幹線と特急列車を乗り継ぎ約4時間。それだけで帰るのはもったいない気がして大分市美術館に行った。
開催されていたのは「岡村剛一郎のダンボールアート遊園地」。地元では見ることのできない特別展だ。巨大な恐竜を見上げ、精巧にできたアリやバッタに声を上げる。これが全部段ボールでできているとは驚きだ。ためらいながらスタッフに聞く。「大人が乗っても大丈夫ですか」「大丈夫ですよ」。うれしくなって馬にまたがった。海賊船に乗ると楽しくて忘れていた子ども心がよみがえった。
余韻に浸りながら帰りはバスに乗った。街並みを眺めながら運転手に建物について尋ねる。気さくに答えてくれ、私の住む山口へと話題が広がった。
観光地巡りとは違う旅に気持ちがほっこり。これからも訪れるたびに大分の良さを味わいたいと思う。
(2012.09.08 大分合同新聞掲載)岩國エッセイサロンより転載
岡村剛一郎のダンボールアート遊園地はこちらから
岩国市 会 員 中村 美奈恵
息子が大分県の大学に進学してから大分がぐんと身近になった。先日も大学の保護者懇談会があり訪れた。新幹線と特急列車を乗り継ぎ約4時間。それだけで帰るのはもったいない気がして大分市美術館に行った。
開催されていたのは「岡村剛一郎のダンボールアート遊園地」。地元では見ることのできない特別展だ。巨大な恐竜を見上げ、精巧にできたアリやバッタに声を上げる。これが全部段ボールでできているとは驚きだ。ためらいながらスタッフに聞く。「大人が乗っても大丈夫ですか」「大丈夫ですよ」。うれしくなって馬にまたがった。海賊船に乗ると楽しくて忘れていた子ども心がよみがえった。
余韻に浸りながら帰りはバスに乗った。街並みを眺めながら運転手に建物について尋ねる。気さくに答えてくれ、私の住む山口へと話題が広がった。
観光地巡りとは違う旅に気持ちがほっこり。これからも訪れるたびに大分の良さを味わいたいと思う。
(2012.09.08 大分合同新聞掲載)岩國エッセイサロンより転載
岡村剛一郎のダンボールアート遊園地はこちらから