
ドイツを訪れて2日目。ロマンチック街道を通った。どの家の窓辺もベゴニアの花で飾られ、洗濯物も見えない。ドイツが農業とともに観光に力を入れているのが分かる。
途中、世界遺産「ヴィースの巡礼教会」に寄った。キリストの目から涙が流れた奇跡を伝える木像とロココ装飾で有名。木像を拝してひざまずく人が絶えない。内装の豪華さに目を奪われる。ふと気付くと1冊のノートがある。パラパラとめくると、横文字のメッセージばかり。そこで紅一点ならぬ日本語で一筆。世界中の人に平和が訪れますように! としたためた。
霧島市 秋峯いくよ 2012/11/3 毎日新聞鹿児島版掲載