はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

何となく変化が

2013-05-21 23:49:11 | はがき随筆

 孫も県外の大学に行き、グラウンドゴルフも不調でそればかりに拘泥するどころではない。この緑美しい日、美しいものを見たくなり町へ行った。
 まず野菜を2袋買って、注文しておいた本を買いに行く。「世界の美しい鳥」という小冊子をバスが来る前に一見したが、鳥は移動するので地図がついていない。写真は美しいが、一首の歌にもできず失望する。
 我が家に来るシジュウカラやカワラヒワ、マヒワ。周りの山で鳴いていたヤイロチョウ?の美しい声が浮かぶ。もうしばらくするとコマドリの鈴を振る声が辺りに響く変化を待とう。
  鹿児島市 東郷久子 2013/5/20 毎日新聞鹿児島版掲載

イチゴ愛しや

2013-05-21 23:38:08 | はがき随筆

 連日、摘みたてイチゴに恵まれて、たらふく食べています。夫は数年前からイチゴを栽培しているが、虫に食われたり、色が悪かったり、小粒だったり。いちいち気にしない質だが何となくがっかりする。
 「高い物でもあるまいし、“てそ難儀”なことはしないほうがよいよ」と意欲をそぐ物言いをした日もあった……。今春、ついに100点満点のイチゴに! 
 いやみを言ったことなど忘れたふりして新鮮なイチゴにぱくつく。お店では買えない味。おいしい、おいしい。
 ギスギス老夫婦の鎹にもなっています。
  鹿児島市 馬渡浩子 2013/5/19 毎日新聞鹿児島版掲載

フェイジョアの季節

2013-05-21 22:01:18 | アカショウビンのつぶやき
 今年もフェィジョアの季節になりました。

何しろ植えて30年近い老木ですから、
混み合った枝を少し強めに剪定していただいたのですが、
あらあー花が少ない…。
こんなに少ないのは初めてです。


でも、ここ数日の夏のような暑さで一斉に開花しました。
花が少ない上に、今年はついに、
ヒヨドリが花の美味に気づいてしまいました。
毎日つがいでやって来ては、花をついばんでいます。

フェイジョアは実も美味しいのですが、花も食用になります。
香りも味も申し分ありません。
去年まではフェイジョアには寄りつかなかったヒヨドリですが、
どうやって学習したのでしょう。
大胆に私の目の前で、花をかじるので、
カメラを向けたら飛んで行きました。

はがき随筆年間賞表彰式と毎日ペンクラブ鹿児島の総会

2013-05-21 21:11:09 | 毎日ペンクラブ鹿児島
 5月19日、鹿児島市の鹿児島市勤労者交流センターであり、出水市の塩田きぬ子さんのエッセイ「一切れのカステラ」が選ばれ、三嶋祐一郎毎日新聞鹿児島支局長より、記念の盾が贈られました。




 塩田さんは「こういう賞をもらえてうれしい」「作品を通じ、老いていく中で交わされる夫婦の愛情を感じてもらえたら」と話されました。

 選者の鹿児島大・石田忠彦名誉教授は、塩田さんの作品について、「人間の愛情を伝えるのは言葉しかないのか…」などいろいろなことを考えさせられる文章だった。と講評されました。


 6月2日に北九州市で、毎日はがき随筆大賞発表・表彰式があります。毎日新聞西部本社管内の13の地区の、代表作品の中から大賞1点、日本郵便株式会社九州支社長賞、RKB毎日放送賞それぞれ1点、優秀賞2点、さらに開催地・北九州市の市制50周年記念の北九州市長賞1点が選ばれます。
素晴らしい塩田さんエッセイに、期待しています。


表彰式後に、2013年度の毎日ペンクラブ鹿児島の総会がありました。



4月の異動で鹿児島支局長として着任された、三嶋祐一郎支局長のご挨拶です。

二度目の鹿児島勤務となった、三嶋支局長は鹿児島への想いを熱く語られました。

ペンクラブ鹿児島を、よろしゅうたのんもんで!

前年度の報告、新年度の計画などが審議され、最後に各地区ごとにミーティングをもって終了しました。

鹿児島地区のみなさんです。


北薩地区は新会員の獲得活動も活発で、2名の会員が新しく仲間に加わりました。

大隅地区は残念ながら、会長と私の2人きり、寂しかったです。
地区で計画する活動には多くの会員が参加されますが、何しろ鹿児島は鹿屋から遠いのです。