はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

迎え方

2014-05-11 22:13:47 | 岩国エッセイサロンより
岩国市  会 員   片山 清勝

 乾いた砂が指の間からサラサラ落ちるように記憶が消える。頭を押さえる。そんな焦りの行動をあざ笑うかのように記憶は消え続け止まらない。胸が苦しくなり、もがく。そこで目が覚めた。のどがカラカラだ。 
 眠りから覚め深夜の出来事を反復、思い出せてほっとする。老化により記憶力や視力、聴力などが低下する。それは年相応に来るだろう。それに驚かないよう心構えはしておこう。
 でも、夢はその前触れ、としたら近くまで来ているのか。もし来たら題材にして書いて投稿しよう。そう思うと楽しみが増える。明るく迎えてやろう。


   (2014.05.11 毎日新聞「はがき随筆」掲載)岩国エッセイサロンより転載

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2 コメント

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いつの日か (tatu_no_ko)
2014-05-12 07:59:19
転載ありがとうございます。
岩国から遠く離れた皆さんの目にしていただけ幸いです。
夢が現実にやって来た時には明るく、と思いますが・・・。
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もう、すでに… (アカショウビン)
2014-05-12 19:52:57
tatu_no_koさま
前向きな生き方に拍手

毎日キリがないほど、失せ物探しのアカショウビンです。
対策は色々と講じているのですが…

「100から3を引き」ながら、歩きましょうか。

tatu_no_koさまをお手本にさせていただきましょう。
返信する

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