2013年10月17日 (木)
岩国市 会員 吉岡 賢一
秋の味覚といえば、まずはマッタケ。次いでクリにカキ・・・・・・。
忘れてはならないのが、かめばかむほどに味わい深いとれたての新米のホクホク銀飯。
ただ、それらは店で購入するものばかりだ。
かつてはマッタケもクリも、妻の実家からふんだんに届いていたものである。
特にクリは、剪定や下刈りなど十分手入れをして、クリ拾いに里帰りする私たちを義父母が待ってくれていた。やがて義父母が逝き、義兄夫婦は年老いる。山の手入れをする人手がなくなり、今では大やぶに戻ってしまった。
働き手が減っていく山間の集落は、山の恵みを自ら放棄せざるを得なくなり、過疎化の要因ともなっている。
国土の70%近くが森林の日本。眠れる森林資源を有効活用し、食料自給率のアップと、経済活性化につなげられないものか。
山津波などの自然災害防止にも大きく貢献すると思うのだが。
2013.10.17 朝日新聞「声」 掲載 岩国エッセイサロンより転載
岩国市 会員 吉岡 賢一
秋の味覚といえば、まずはマッタケ。次いでクリにカキ・・・・・・。
忘れてはならないのが、かめばかむほどに味わい深いとれたての新米のホクホク銀飯。
ただ、それらは店で購入するものばかりだ。
かつてはマッタケもクリも、妻の実家からふんだんに届いていたものである。
特にクリは、剪定や下刈りなど十分手入れをして、クリ拾いに里帰りする私たちを義父母が待ってくれていた。やがて義父母が逝き、義兄夫婦は年老いる。山の手入れをする人手がなくなり、今では大やぶに戻ってしまった。
働き手が減っていく山間の集落は、山の恵みを自ら放棄せざるを得なくなり、過疎化の要因ともなっている。
国土の70%近くが森林の日本。眠れる森林資源を有効活用し、食料自給率のアップと、経済活性化につなげられないものか。
山津波などの自然災害防止にも大きく貢献すると思うのだが。
2013.10.17 朝日新聞「声」 掲載 岩国エッセイサロンより転載
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