2012年9月 7日 (金)
岩国市 会 員 貝 良枝
砂糖が200㌘残った。友人のゴーヤーの佃煮がおいしかったのがきっかけで、何度も作った。1回の砂糖の使用量は100㌘だから8回作ったことになる。4㌔のゴーヤーを使ったことにも。
去年はエコカーテンに使ったが、実は邪魔物扱い。せいぜいゴーヤーチャンプルを作るぐらいでおしまい。今年は食卓のアイドル。食べるのもよく食べたが、配るのもよく配った。弟にも娘たちにも「うまい!」と言わせた。
「これが最後だろうな」。砂糖を片付け、窓からゴーヤーを見ると、つかまるところのないつるが風に揺れていた。
(2012.09.07 毎日新聞「はがき随筆」掲載) 岩國エッセイサロンより転載
鹿児島では「ニガゴリ」って言うんですが、夏のエネルギー源には、もってこいの野菜です。
今も、こぼれ種から出たつるが、ひょろひょろ伸び始めています。
我が家のゴーヤもアカショウビンさんが用意してくださった写真と同じフェンスにできたゴーヤでした。
だって去年フェンスの傍に捨てたゴーヤのこぼれ種からできたものですから。
強い生命力を分けてもらい、元気で夏を乗り切りました。
感謝です。