美味い食事

眼で見て、耳で説明を聞いて、鼻で匂いを嗅いで、舌で味わい、体で温度を感じ、食事をしたと思う。そして不味いとか、美味いとか、各人各様の判断に分かれる。主観・外界に対する自我意識・自分一個の意見で極めて人間的。 世捨て人の坊さんなら如何様に述べられるだろう。 われ今(いま)幸(さいわい)に、仏祖(ぶっそ)の加護(かご)と衆生(しゅじょう)の恩恵によって、この清き食(じき)を受(う)く。つつしんで食 . . . 本文を読む