風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

昔の旅でお茶を濁す

2020年04月23日 09時37分59秒 | 随想

諸般の事情で好きな旅が出来ず欲求不満、昔の旅でお茶を濁す。

私の旅の動機は不純の様である。万人受けしないから正常な人間は同行を拒み、故に一人旅に成るのである。そして裕福でない中小企業勤務の経験から経費節減が習性となり、「青春18きっぷ」を愛好するのである。

五年前に城崎温泉の外湯巡りの一番札の報道に接し、旅立ったのは動機不純の誹りを免れない。

始発電車に飛び乗り、普通列車を乗り継いで城崎温泉駅に到着し、素泊まり四千円の民宿に泊まり、翌朝五時に起床、七時開湯の地蔵湯の誰もいない玄関前に待つこと一時間有余、四月一日唯一の男湯一番札を獲得したが、誰も褒めず自己満足。写真は女湯一番札の妙齢のご婦人がシャター押した。

悲願達成、名所旧跡には目もくれず、好きな鉄道写真を撮影しながら帰路に就いた。

経路は岡崎⇒京都⇒城崎温泉⇒餘部⇒福知山⇒織部⇒東舞鶴⇒敦賀⇒米原⇒岡崎の一泊二日の旅だった。


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