風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

令和癸卯は令和五年・2023年

2023年01月03日 10時06分50秒 | 随想

五行説では物は木・火・土・金・水の元素で成り立ち、それぞれに兄弟 (えと)が存在し、木の兄がキノエで甲、木の弟がキノトで乙、火の兄がヒノエで丙、火の弟がヒノト丁、土の兄がツチノエで戊、土の弟がツチノトで己、金の兄がカノエで庚、金の弟がカノトで辛、水の兄がミズノエで壬、水の弟がミズノトで癸が十干の中国伝来の音読み、こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・きと十二支の子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(し・ちゅう・いん・ぼう・しん・し・ご・び・しん・ゆう・じゅつ・がい)を組み合わせると六十種類になり一巡する六十年で還暦になる。

1944年(昭和19年)3月生まれの老人は21番目の甲申・木の兄猿、12才で丙申・火の兄猿、24才で戊申・土の兄猿、36才で庚申・金の兄猿、48才で壬申・水の兄猿を経過し、2004年(平成16年)に還暦、72才で丙申、2028年(令和10年)の84才には2度目の戊申を迎える予定であるが未定で決定ではない。阿弥陀様の極楽へのお招きが優先するかもしれない。

甲申の昭和十九年生まれの老人が72歳の平成丙申の年に伊勢神の五十鈴なる土鈴を頂き、それ以来初詣で授かるのが恒例となった。

以来、平成丁酉・平成戊戌・平成己亥・令和庚子・令和辛丑・令和壬寅と7つの鈴を授かったのである。今年は令和癸卯となる。西暦は2023年、和暦なら令和五年である。

十二支が揃うのは4年後の丁未の令和九年2027年で令和十年2028年には申年、老人は正月は誕生日前だから満年齢83才、日本古来の数え年85歳である。

昭和天皇の在位は1926年12月25日から1989年1月7日までの64年で昭和元年は10月配布が始まる五十鈴は大正丙寅の表記だろうが、1987・88・89年は昭和丁卯・昭和戊辰・昭和己巳が重複したのだろうか。

五十鈴なる土鈴が神宮で授与される歴史を調べたが見当たらない。自然の恩恵の天照大神内宮、衣食住を提供くださる豊受大神の外宮の神職に問いたい課題である。

干支の土鈴を手元に保持すれば、なんか幸運が訪れると思うのは伊勢神信仰なのだろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。