風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

世間は住みにくい

2019年04月04日 07時38分09秒 | 随想

牛に引かれて善光寺参り、贈答品のJTB旅行券に引かれて出雲大社参りをする。

岡崎城から125里、自動車で一時間に20里進むと六時間を超える長旅になる。

一畑寺・足立美術館・国宝松江城・鬼太郎の境港・鳥取砂丘・城崎温泉外湯巡り・コウノトリの里を周遊し皆生温泉と豊岡の駅前旅館に宿泊の二泊三日の旅。

一億総中流の時は普通の旅だったのだろうが、格差社会では議論が分かれる。

富裕層からは何と貧しい旅なのだろうと馬鹿にされ、貧困層からは羨ましがられ物乞いされる可能性が有る。

折衷案として、素泊まりでコンビニ弁当の質素な食事、高速道路は深夜割引、涙ぐましい努力を重ねれば、富裕層から無視され、貧困層の共感を得られるだろう。

格差社会は凡夫にとっては、智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通とおせば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

 


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