平成最後の大晦日まで残りわずか、今年の旅を追憶している。
老病死の苦難を乗り越えて、国鉄時代の東西南北の最端駅到達の悲願を達成でき、彼岸の一人旅の準備が出来た。
南端の西大山駅は昨年の函館から鹿児島中央まで新幹線グリーン席で縦断した時に訪れた。
西端のたびら平戸口駅は青春18きっぷの正月一人貧乏旅で行き着き、北端稚内駅と東端東根室駅は初夏の夫婦旅で辿り着いた。
鹿児島と北海道は新幹線グリーン席を自慢して話したら富裕層の仲間と見なされ心外だった。
貧困層を自負しているから、質素倹約を心掛け、爪に火を灯して捻出した軍資金でJR格安きっぷ「フルムーン夫婦グリーンパス」を購入したのだった。
その感動的な過程の話を省略し、結果の話をすると誤解を招くから、順序だてて丁寧に説明しなければならないが、詭弁を弄した応対は増々事実をゆがめる事になる事は国会論議のご飯論争で明白である。