
友人知人親類縁者の生老病死の四苦に心痛める日々である。
金が無くて生活が苦しい、老齢が故に介護が要る、認知症の心配がある、病気見舞いで立派な病院を訪ねる、葬儀に香典を携え参列する、極めて多忙な日々である。
明日は我が身、老人・病人・死人は身を以って教えてくれる三人の天使なのだろう。
お釈迦様が臨終に際しての遺誡に自灯明法燈明の教えがある。
天然自然の道理を手本にして、他に頼らず自分が主人公で物事に立ち向かうのが仏教だ。
他人の生老病死の苦しみは聞く事は出来るが手助けは出来ない。出来ることは只管祈る事だろう。
当事者本人が勇猛果敢に立ち向かう以外に解決策は無いのだろう。