倩女離魂、那箇か是れ眞底。
魂の無い肉体、肉体の無い魂、どちらが人なんだろう。
無門関第35則「倩女離魂」なる禅問答である。
禅問答の答えは各人各様、様々な解釈が発生する。
どちらも「人でなし」である。「人である」為には魂と肉体が合体していなければならない。
「人でなし」は弱肉強食の野獣だろう。
少数の経済野獣の富裕層の支配下で、貧困層が食い殺される恐怖に怯える、そんな政治は悪魔の所業だろう。
富裕層が貧困層を助ける、強肉弱食を自発的に願い出る格差の無い社会は平和、魂のこもった「人である」政治家を待望する。

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