天台修験の本山・聖護院。名を頂く蕪と大根。
せりなずな、 ごぎょうはこべらほとけのざ、 すずなすずしろ、 これぞ春の七草
すずなが蕪、すずしろが大根。アブラナ科の別種。
聖護院蕪を庭に植えた。60cmの畦に40cmの間隔で数粒の種。150円の種の半分が残る。
10日後に生育状況を見て間引き、発育状態で間引き、蕪に成るのは20株程。産直市場で1株100円。
捨てて捨てるのが禅の極意、残る蕪は多くの犠牲の上に存在する。生態系原理である。労力を惜しまぬ農作業の体験で分かる。
スーパーで値札を目で見て手に入れる聖護院蕪にない価値である。
美味しく残さず蕪の命を頂く事が供養になる。いただきます。