プロ野球の頂点を極めた名打者のイチローが草野球に真剣に取り組んで、9番投手で出場、軟式球を自在にあやつり、9回を6安打16奪三振、131球で完投した。
「もう一度、純粋に楽しい野球をやりたい」と満面に笑みを浮かべ語る。
過酷な修行の末に、悟りを開き、晩年は子供との遊びに喜びを見出す良寛さんを思い出した。
経済的、社会的栄誉はもう要らない、無一物中無尽蔵、童心に帰り、純粋に好きなことに没頭して悠々自適、無邪気な人生を歩みたいのだろう。
そんな人間に対して独断と偏見の国民栄誉賞を授与すると打診するが、人間・鈴木一郎は辞退するのは自然の成り行き。
仏の顔も三度、小泉政権で二度、安倍政権で二度、四度も断られる自民党政権は心が荒んでいるのだろう。