ある時から飛行機恐怖症に成った。事故の度重なる報道の蓄積が高度科学技術に対する不信感に成ったのだろう。
遠く離れた北の大地、函館に旅をした。最先端技術の新幹線だったが、大地の鉄路に鉄輪を回して走行するから、墜落の恐怖はない。
東京・大宮・仙台・盛岡・八戸の太平洋側を経由して青森、津軽半島から青函トンネルを潜り函館に至る、6時間。
飛行機はセントレアから木曽御嶽山、直江津から日本海、佐渡島と新潟の間を飛び、男鹿半島・津軽半島、海峡を飛び越して函館空港に着陸する1時間30分。地球は丸く、最短距離だからだろう。
時間の浪費は心の不安を解消する代償で適正なのだろう。