農作業を手伝い、風呂で体を清め、焼酎を頂戴して、テレビ報道を見た。ほろ酔い気分のウツツか、マボロシか、美しい映像が脳裏を占領する。
神社なのか、寺院なのか、教会なのか、志納する信者に縁起モノが下賜される。
その縁起モノを見ず知らずの参拝者同志で頻繫に交換すると縁起モノの価値が上昇すると信じられている。信じるものは救われる。
通貨膨張、通過収縮で右往左往する現代人、物々交換の贈答文化を思い出せば平穏な生活が出来る。
遠くの親戚より近くの他人、向こう三軒両隣の他人との贈り贈られの濃密な付き合いが心豊かな日本を造る原点の様な気がする。