禅問答の無門関第四十六則「百尺竿頭に一歩を進む」、五木寛之の下山の思想 の「敗戦から見事に登頂を果たし今こそ、実り多き下山を思い描くべきではないか」が一つの解釈で平成23年に読んだ。
9年後の令和2年に全日空はコロナ禍で赤字が5300億円になり、長距離国際線で使う大型機25~30機を削減する方針を固めたが、やっとかと思うのである。
「飛行機には負けられない」の構想で建設を推進した時速500キロのリニア中央新幹線、飛行機が白旗を上げた現実に鑑み、その推進力が低下する、如何するのだろう。
静岡県知事が水資源問題で建設を許可しないのだから、それを口実に建設を延期するのも悪知恵だろう。
東海道新幹線も1939年の弾丸列車計画から25年後の1964年の東京五輪の年にようやく完成したのだった。歴史は繰り返す様である。