風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

喜怒と哀楽の盆踊り 621号

2009年08月16日 20時35分39秒 | 随想
徳島界隈を旅する予定だったが、諸般の事情で来年以降に順延することにした。南国四国の陽性な気質の発露の阿波踊りは灼熱の夏の風物詩で、陽気に派手に騒々しく踊り明かすのが似合っている。

富山にはおわら風の盆がある。風の盆恋歌で有名な、秋風の吹く頃の夕暮れから深夜まで、ほろ酔い気分で越中おわら節の哀愁の踊りを追い越中八尾の町を彷徨う。裏日本の陰気な冬の気候の残像がある。

四国の空海さんは現世利益で底抜けに明るい。雪国論湿寒貧の比叡山の最澄さんはもの悲しく極楽に浄土を志向する。踊りに影響を与えている印象がある。

信心は自己責任であるが、喜怒で攻撃的な自分、哀楽で内省する私、日本人は両方を理解できる寛容さがある。

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