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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

飛行機恐怖症の克服 561号

2009年06月06日 10時41分14秒 | 随想
死の恐怖が飛行機嫌いにする。

青年の頃は、飛行機に乗るのが夢だった。就職し、ボーナスで夢を実現した。

1968年頃と思うが、当時は飛ぶ鳥落とす勢いの世界一の航空会社だったPanAmの最新鋭ボーイング707でグアム島に遊び、タモンビーチで海水浴や巨大なTボーンステーキを食べた記憶がある。経費が10万円程度だったが、給料が3万円だから巨費を投じた大冒険旅行で愉快な思い出である。

PanAmは空中分解して会社は死んだ。

全日空羽田沖墜落・カナダ太平洋航空402便着陸失敗・英国海外航空機空中分解は1966年春の連続事故であったが、対岸の火事の感覚で他人事だった。

その後の人生での経験の知識が、飛行機は必ず墜落する、そしてきっと死ぬという妄想の虜になり、飛行機恐怖症を発症して継続している。

途中下車が不可能な機長任せに耐えられない人間不信、死を確信する妄想、妄想の連鎖反応のパニック、その解決法は座禅であるという。心を空っぽにすると恐怖が無くなる。

依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃

人生経験の妄想を消滅する為に、四国の道を歩くが、時間が掛かりそうである。幸い阿弥陀様の彼岸は航空機でなく、三途川を六文銭の料金の舟旅だから死の恐怖は逃れられる。しかし死んでいる。

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