風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

水の文化・かばた 916号

2010年03月09日 05時26分23秒 | 随想
琵琶湖の西岸の高島市新旭町に比良山伏流水の針江の生水(ショウズ)がある。水温が年中14度で水中花・梅花藻(バイカモ)や淡水魚のハリヨが生息する。

各家庭は台所の一角に壷池と鯉が飼われる生簀の生水の池が「かばた」。

生簀で野菜を洗い、調理で出る野菜くずや残飯を鯉が食い尽くし、浄化した水は琵琶湖へ流れる自然と共生する驚異的な生活の知恵。

上流から下流へ107軒の家庭が「かばた」で繋がり、責任と信頼のネットワークが「かばた文化」

祭りには鯉をつぶして宴会料理にする。鯉は清流の安曇川から稚魚を持ってくる。持続可能な無駄のない生活スタイル。

オイラの姓も「かばた」であるが、川端とは違う漢字である。音が同じなので興味が向いた。

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中山道醒井宿の伊吹山の伏流水の居醒(いざめ)の清水を源流とする地蔵川は同じ清流。彦根に住んだ時に訪れた経験を思い出す。


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