カタカナの氾濫を憂い漢字ひらがなで記述する事に挑戦するなんて思ったりする。
氷見漁港から帰宅能登、違う変換間違え能登には行かない。帰宅の途に就いたが政界、違う変換間違え正解。電脳の変換違いで混乱する。
要するに氷見漁港から岡崎の自宅に戻ったのである。
自動車誘導装置(カーナビ)のご指示に忠実に従い国道160号・ちょっと8号・156号に車を進行させる。指示待ち人間の権化だから間違えは無い。
途中の荘川の小牧堰(ダム)には大牧温泉に行く唯一の手段である舟の桟橋がある。何故大牧なのかと何故何故問答で童心に返る。荘川が大きく蛇行している大巻きに温泉が有る。小巻きなら堰(ダム)を造り易いし経費が割安。
五箇山相倉集落に寄道する。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産である白川郷・五箇山の合掌造り集落は飛騨白川郷の荻町集落と越中五箇山の相倉・菅沼の両集落で三箇所、今回で完全制覇したことになる。
白川郷の合掌乃宿 孫右衛門に宿泊経験があり、四年前の奥飛騨温泉郷の新平湯温泉から富山港で新鮮な魚介類を頂こうと勇んで車を走らせたが、そこは貿易港だった。市内に戻り回転寿司を食べ、残念無念の傷心で帰宅の途中に立ち寄ったのが五箇山菅沼集落だった。小学校で学んだ港は漁港、古い常識が通用しない近代日本、富山港に魚は水揚げされない、工業製品が船に乗って出て行く。
菅沼集落を通過して五箇山料金所(インターチェンジ)から東海北陸自動車道。自動車誘導装置(カーナビ)は必要ない、日本語の看板の指示に従えば良いのである。日本道路隧道(トンネル)で関越・山手に次ぐ飛騨隧道(トンネル)は二里十八町(10キロ)を越える。その他五十隧道(トンネル)を通過して関美濃立体交差点(ジャンクション)。
山を貫通するのが隧道(トンネル)と学んだが、山手隧道(トンネル)は大都会東京の地下にある。又日本経済は通貨収縮(デフレ)不況の隧道(トンネル)を通過中と報道するが、この隧道(トンネル)の全長は如何程なのだろう。
白川郷は通過。
途中松ノ木峠は高速道路標高日本一の三千六百十七尺(1085m)、鷲見橋は橋脚日本一の六十五間三尺(118m)、橋下からなら見えるが橋上から見えない。大阪の橋下は高い理想を見上げているだろうか?
東海環状自動車道で豊田立体交差点(ジャンクション)から東名高速道で岡崎到着。
防護壁で景観は見えないし、運転業務に集中しなければならないから只管自動車速度調整板(アクセル)を踏み続ける以外にやることは無い。高速道路は便利だけれどもそれ以外の収穫は皆無、急ぐ旅でなければ敬遠したい。急ぐ理由はレンタカーの返却期限が二十時だからという経済理由。
旅は終わった、ゆっくりの一人旅を始めよう。