風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

泥棒の語源 858号

2010年02月04日 07時02分20秒 | 随想
取り奪うが転じて「どろぼう」。身元を隠すために顔に泥を塗り、保身の為の棒を持っているから泥棒。盗人の事を「どろぼう」と言う。語源に諸説がある。

徳川家康が権勢を誇っていた頃、JR岡崎駅の近くの本宗寺に土呂坊があった。一向宗のお寺だった。

家康治世に対する不満が爆発し一揆となった。その主役が土呂坊のお坊さん。

苦労して築いた利権構造を破壊された家康が、坊さんを罵った言葉が「どろぼう」だった。

厭離穢土欣求浄土の家康。泥中の蓮華。泥は穢土である。「どろぼう」に泥坊の漢字が当てられた。日本国を300年間盗んだ「どろぼう」の親分が狸親父の東照大権現である。

現在の土呂殿本宗寺は名鉄美合駅の近くである。

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